公開日:2020年11月20日
更新日:2022年02月20日
西日本と東日本の納骨の違い
結婚式でも、関西や関東では習慣が違い、式のやり方も異なります。
葬儀も同じように地域により式のやり方が違ってきます。
遺体を火葬した後にお骨を骨壺に入れてますが、入れ方にも違いがあります。
収骨
①関東では
・火葬後、足から順番に全身を骨壺にすべてお骨を納めます。
②関西では
・足から腰、腹、胸の一部を納め、最後に喉仏と頭蓋骨の一部を納めます。
・残ったお骨は、お寺の本山に収めたり、手元で供養したり致します。
骨壺の大きさ
①関西では
・すべてお骨を納めるため、7寸(直径21CM)の大きさを使用します。
②関西では
・3寸から5寸(9CM~15CM)と少し小さめです。
全骨納骨とは
骨壺に納められているお骨を全て納骨することをいいます。
千年オリーブの森では骨壺のお骨を全て『さらしの袋』に移し替えて納骨します。
お骨がたくさんある場合は、専門の方に依頼してお骨をパウダー状(粉骨)にしてから納骨します。(別途料金)
西日本と東日本では火葬場での収骨の方法に違いがあり、そのため骨壺の大きさも違います。
西日本『部分収骨』
のど仏や歯骨などの一部の骨だけを拾って収骨する。
東日本『全収骨』
全ての骨を拾って、収骨する。
「分骨」とは
火葬後、お骨を分けて別々の場所で納骨(埋葬)、供養することをいいます。
分けたお骨を納骨する際には『分骨証明書』が必要となります。
納骨の前後で分骨証明書の発行場所が異なります。
分骨証明発行場所・2つのタイミング
火葬の後、骨壺に納める時 |
分骨が決まっていれば、火葬場で分骨してもらいます。 分骨する数だけ、証明を発行してもらう。 ※火葬場や葬儀社に相談する。 |
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納骨している遺骨を取り出して分骨する |
①墓地管理管理者に分骨証明を発行してもらいます。 ②遺骨を取り出す時に「閉眼供養」「魂抜き」の法要をしてもらいます。 ③石材店に依頼をし、骨壺を出してもらいます。 |
どのような場合に分骨するのか
代々のお墓が遠方にある場合や複数のお墓へ埋葬する場合
- 本山納骨
各宗派の本山に納骨してお寺で供養してもらう
基本的に合祀型なので、一度納骨すると遺骨の返還や分骨はできません - お骨を自宅などの身近に置いて供養する
ペンダント型や手のひらサイズの骨壺など様々な方法があります
※ 自宅にお骨を置いておく場合、分骨証明書は不要です。
手元供養のお骨を今後納骨する可能性がある場合は、念のため分骨証明書を用意しておかれることをおすすめします。
お骨が全て土に還っている場合
お骨が土に還っている場合の改葬(お墓の引越し)はお墓の土を少し拾い、さらしの袋に入れて、新しい墓所へ納骨します。通常、改葬には改葬許可証がなければお骨の移動はできませんが、お骨が完全に土に還っている場合は、この手続きは不要です。
※ただしお墓を開けてみるまでお骨が土に還っているかわからないので、念のため改葬許可証を用意しておかれることをおすすめします。
※千年オリーブの森の納骨室は土になっており、長い年月をかけてお骨が土に還ることになります。
一般的な樹木葬では
樹木葬によっては一部を土の下に納骨し、残りは永代供養墓(合祀墓)に納骨する場合があります。
千年オリーブの森では
骨壺に入っているお骨は全て納骨できます。
沢山お骨がある場合は、パウダー状(粉骨)にして納骨します。
(別途料金かかります)
執筆者:株式会社西鶴 代表取締役 山本一郎
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