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東日本は全部拾骨、西日本は部分拾骨?東西お葬式の違い4つ。

東日本と西日本では、拾骨や通夜ぶるまいの有無など、葬式に関する違いがいろいろあります。

東西で違うお葬式の方法

お葬式の方法は、東日本と西日本で異なる点も多いです。実際に参列した際に戸惑うこともありますので、事前に調べておくとよいでしょう。

 

拾骨の方法

関東では、火葬後のご遺骨はすべて拾って骨壺に納めますが、関西では喉ぼとけを中心に、一部のご遺骨を拾い、残りのご遺骨は火葬場に置いて帰ります。そのため、骨壺の大きさも関東と関西では異なり、関東のほうが大きい骨壺を使うのです。骨壺を納めるカロートの大きさも異なってくるので、関東から関西にお墓を移動すると、骨壺が入りきらなくなったということもあります。

 

お通夜の席の食事

お通夜の席では、通夜ぶるまいとして食事が出されることがありますが、参列者全員に食事を振舞うのは、関東の習慣です。勝利は大皿で供せられることが多く、参列者は少しずつ手を付けるのがマナーとなっています。一方、関西では通夜の後はそのまま帰るのが一般的で、お通夜の後に食事を行うのは親族や親しい人の間だけです。

 

式場の入り口に飾る花

関東では式場の入り口に色とりどりの花を飾った花輪を飾りますが、関西では花輪ではなく樒(しきみ)を飾ります。樒は仏花として仏壇に飾ることもある常緑樹ですが、お葬式では花ではなく葉と実の部分を飾るため、花輪のような華やかさはありません。しかし、葬儀の際に樒を飾る風習は古くから伝わっており、樒の独特の香りが動物を遠ざけることから、土葬する際に樒を一緒に埋めていたのがその由来ともいわれています。

 

お香典の相場

持参するお香典の相場も、関東と関西では異なります。友人、知人の葬儀の場合、関西ではお香典の相場は3000円~5000円程度ですが、関東では5000円~1万円が相場です。通夜ぶるまいで食事が出されることもあって、関東では関西の倍額ほどが相場になりますので、気を付けるとよいでしょう。地域や家庭によって異なる場合もあるので、周囲の人に聞いてから決めると安心です。

 

まとめ

関東と関西ではお葬式で違う習慣がいろいろあります。拾骨の方法や、お香典の相場など、戸惑うこともあるかもしれませんが、その土地の風習に合わせたやり方を知っておくとよいでしょう。もちろん地域によって違った風習がある場合もあるので、その土地の人に聞いておくことも大切です。

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