公開日:2020年08月01日
更新日:2022年12月31日
京都は黄色と白の水引?不祝儀袋の種類とマナーについて。
不祝儀袋は地域によってマナーが異なることもあるので注意が必要です。
不祝儀袋のマナー
葬儀や法要の際に香典を入れて渡す不祝儀袋。この不祝儀袋は基本的には白黒のものを使います。表書きには、「御霊前」「御仏前」「御香典」「御香料」などさまざまな書き方がありますが、葬儀か四十九日かなどの法要の種類や宗教・宗派によっても異なるので、できれば個人の宗教に合わせたものを選ぶようにします。
仏式場合は、四十九日までが御霊前、それ以降は御仏前を使うことが多いですが、四十九日を過ぎたら御霊前を使えないわけではありません。ただし浄土真宗の場合は御霊前ではなく常に御仏前を使うことになります。
キリスト教の場合は?
キリスト教の場合は無地の不祝儀袋を使って、表書きは「御花料」と書きます。カトリックとプロテスタントで書き方が違う場合もありますが、御花料はどちらにも使って大丈夫です。カトリックの場合は無地か十字架、ユリの花が書かれた袋を使い、プロテスタントの場合は無地か十字架の書かれたものを使います。菊の花が書かれた袋が売られていることがありますが、菊の花の袋は仏式のものなので、避けるようにしましょう。
渡すときは、仏式であれば「お悔やみ申し上げます」「ご愁傷様です」といいますが、キリスト教の場合はそういった言葉は使いませんので、「安らかな眠りをお祈りします」というのがよいでしょう。
黄色の水引は?
黄色の水引の不祝儀袋を使うのは主に関西で、京都が発祥だとされています。京都の公家社会では贈り物に紅白の水引を使っており、それと誤ることのないように黄色の水引を使ったと伝えられています。また、黄色は黒色に次ぐ高貴な色であることから、水引に黄色を使っているという説もあります。
とはいえ、関西でも常に黄色の水引の不祝儀袋を使っているわけではなく、葬儀や初七日は白黒の不祝儀袋を使い、四十九日以降の法要では黄色と白の不祝儀袋を使います。ただし、最近では四十九日以降も白黒の水引を使う場合も増えていますし、地域や各家庭によって異なるケースも多いです。できれば詳しい親族に相談して不祝儀袋を用意するのがよいでしょう。
まとめ
不祝儀袋のマナーは宗教や地域によって異なるので、故人に合わせて選ぶことが大切です。わからない場合は、その地域の詳しい親族に聞くなどして、マナー違反にならないように用意しましょう。
執筆者:株式会社西鶴 代表取締役 山本一郎
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