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なぜお彼岸はお墓参りに行くのか?

こんにちは。千年オリーブの森(京阪奈墓地公園内)の福井です。

9月に入り、夏の暑さも和らぎ始めましたね。もうすぐ秋彼岸の時期です。

日本では春分・秋分の日にご先祖様のお墓参りをする習慣が根付いていますが、なぜこの日がお彼岸なのか、そしてなぜお彼岸にお墓参りをするのか、実は意外と知られていない理由があります。

今回はその由来について、簡単にご紹介いたします。

 

1.彼岸の日にちの決まり方

お彼岸は春分の日と秋分の日を中日として、その前後3日間を合わせた7日間を指します。

春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈む日。昼と夜の長さがほぼ等しくなる日でもあります。そのため西方の遥か彼方に浄土の世界(彼岸)があるとする「西方浄土(さいほうじょうど)」の考えに基づき、この日は浄土への道しるべができる日とされました。

 

2.なぜ「彼岸」というのか

「彼岸」とは、サンスクリット語の「パーラミター(波羅蜜多)」の漢訳で、煩悩や迷いの多い「此岸(こちら側)」を抜けて到達すべき悟りや涅槃の境地である「向こう岸」を指します。彼岸はご先祖様が到達した仏の世界であり、春分・秋分の日は此岸と彼岸が最も通じやすい日とされているため、この日にお墓参りをする習慣が出来ました。

 

3.お盆とお彼岸の違い

お墓参りをするという点では、この二つはよく似ています。

ただ、此岸にいる私たちが彼岸のご先祖様に近づくお彼岸と、彼岸のご先祖様が此岸に帰ってこられるお盆とでは意味合いがやや異なります。

ご先祖様にこちらから会いに行くか、ご先祖様をお家に迎え入れるか、いずれにしても先人を敬い日々の感謝を伝える大切な機会となります。

朝夕が涼しくなる今月、お墓参りに出かけてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

株式会社西鶴

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