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お墓の上部が尖っているのはなぜ?

こんにちは。千年オリーブの森(京阪奈墓地公園内)の福井です。

 

お墓の形は宗派やその時代の流行などによって、それぞれ微妙な違いがあります。今回はその中でも目立つ、天辺が尖ったお墓について紹介します。

 

皆さんも墓地や霊園で、上部がとがった形のお墓を見かけたことがあると思います。このような形は兜巾(ときん)型と呼ばれ、新しい墓地ではそれほど数が多くはないお墓の形です。

 

なぜ尖っているのか?

①宗派

墓石の一番上の部分を竿石・棹石(さおいし)と言います。神道のお墓ではこの先端を兜巾型にすることが多く、三種の神器の剣「草薙剣」を象ったものとする説が有力です。

ただし神道だから必ず兜巾型というわけではないようです。

②軍人墓

明治期、陸軍省の規定により、四角柱の頭部を方錐形とする軍人墓碑の規格が統一されました。理由は諸説あり、剣先を模した説、砲弾やロケット弾を模した説、腐食防止のためなど様々です。また、お国のために命をささげた戦没者は英霊として神道式に祀られるのが一般的だったという背景もあります。

いずれにしても、近代日本の制度や時勢の変化が大きく影響しているようです。

この記事を書いた人

株式会社西鶴

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