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お盆と鬼灯(ほおずき)

こんにちは!

樹木葬・千年オリーブの森(京阪奈墓地公園内)の中谷です。

お盆と鬼灯(ほおずき)──先祖を迎える灯りの象徴

お盆は、日本の夏を代表する仏教行事のひとつです。

ご先祖様や故人の霊をお迎えし、感謝の心を捧げるこの時期は、地域によって7月に行うところと8月に行うところがあります。

一般的には旧暦に合わせた8月の13日から16日にかけて行う地域が多く、「夏の帰省」とも重なり、家族で過ごす大切な時間となっています。

お盆の始まりには「迎え火」を焚き、ご先祖様が迷わず帰って来られるよう道しるべを示します。そしてお盆の終わりには「送り火」を焚き、再びあの世へと送り出します。この“灯り”の役割を担う存在として、昔から親しまれてきたのが「鬼灯(ほおずき)」です。

鬼灯(ほおずき)の由来と意味

鬼灯は、提灯のようにふくらんだ赤い袋状の萼(がく)が特徴の植物です。中には赤い実がひとつ入っており、その姿がまるで灯りをともした提灯のように見えることから「鬼灯(ほおずき)」と呼ばれるようになりました。

「鬼」の字が使われているのは、鬼(霊)の道しるべとなる灯りの意味を込めているとも言われます。また、漢字の「灯」は光を意味し、ご先祖様の霊が迷わないよう導く役割を象徴しています。古くからお盆の飾りとして用いられ、精霊棚(盆棚)に飾られる鬼灯は、まさに“霊を迎える提灯”のような存在です。

お盆飾りとしての鬼灯

お盆になると、仏壇や精霊棚には、精進料理や果物、蓮の葉、キュウリやナスで作った精霊馬などとともに、鬼灯が飾られます。

鬼灯はその鮮やかな赤色と独特の形状で、祭壇を華やかにしつつ、ご先祖様の霊を迎えるための重要な役割を担っています。

地域によっては、お盆市やほおずき市が開かれ、鉢植えや切り花の鬼灯が販売されます。

この時期の鬼灯は、単なる観賞用の花ではなく、お盆という文化と深く結びついた特別な存在なのです。

この記事を書いた人

営業部・PR担当

中谷 聡

Sato Nakatani

資格

お墓ディレクター2級・剣道二段・ユニバーサルマナー検定2級・海洋散骨アドバイザー

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