見ているだけで癒される。金魚に関する豆知識
投稿日:2025年06月26日
こんにちは。千年オリーブの森(京阪奈墓地公園内)の福井です。
今回は涼しげな姿で私達を癒してくれる金魚たちの、ちょっとした豆知識をご紹介します。
夏祭りの屋台でお馴染みの観賞魚。実はとてもしたたかで、奥の深い生き物なんです。
金魚の歴史
金魚のルーツは2000年前に中国で偶然見つかった、突然変異の赤いフナ(ヒブナ)とされています。そのフナを元に繁殖、選別が繰り返され、970年代には観賞魚としての金魚のベースが出来上がりました。当時は数が少なく非常に高価だったため、主に皇族や貴族の間でのみ楽しまれる贅沢品だったそうです。
しかし1966年から始まった文化大革命の折、金魚は「旧文化」の一つとして攻撃の対象となり、生産・流通・飼育とも壊滅状態に陥りました。貴重な系統の親魚も大量に殺されてしまったため、金魚生産は回復不能なほどの大打撃を受け、その歴史は断絶してしまいます。
日本では金魚は1500年代に伝来し、長い時間をかけて少しずつ養殖技術が確立されていきました。日中平和友好条約が締結されて日中交流が拡大されてから、日本で育った金魚を親魚として中国でも再生産が始まり、現在に至ります。
なぜ「金魚」と呼ばれるのか
赤や白、黒、オレンジなど、今の金魚にはさまざまな色がありますよね。最初は金色がかかった色をしていたため、中国語で「金魚(ジンユイ)」と呼ばれました。また当時は非常に高価で、金のように貴重な物だったからという説もあります。日本に伝来し、金魚の観賞が本格的に流行した時も一般庶民が手を出せるような価格ではなく、上流階級の間で親しまれるものでした。昭和時代初期にようやく今と同じくらいの価格に落ち着いたようです。
また中国では「金魚」と「金余(お金が余る)」の発音が似ていることから、金運アップの象徴としても大切にされました。
金魚にも感情はある?
金魚の脳は哺乳類に比べ単純ですが、ドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質は存在し、快・不快を判断する仕組みが備わっているそうです。
また記憶力も良く、水槽の外の人影を見てごはんの時間を覚えたり、飼い主の顔や手を覚えてごはんをおねだりする個体も多いです。他の金魚と同じ水槽にいると、仲間を追いかけたりじゃれ合ったりするような社交的行動をすることも。
金魚の種類
「金魚」とひとくくりに言っても、その種類は実に300種以上。丸っこい「琉金」や、長い尾びれが優雅な「コメット」、頭にふわふわとした肉瘤がある「ランチュウ」など、それぞれに個性と魅力があります。見た目だけでなく、泳ぎ方や性格も少しずつ違うので、アクアリウムショップなどで眺めてみると楽しいですよ。
実は長生き
品種にもよりますが環境が整っていれば10~15年、時には20年以上生きることもあるとか。ギネス記録ではなんと43年生きた金魚も! 水質・水温の管理と適切な食事、ストレスの少ない環境が長生きの鍵です。
長く一緒にいられるよう、金魚の様子には常に気を配ってあげたいですね。
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