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ハスの花について

こんにちは。

千年オリーブの森(京阪奈墓地公園内)の中谷です。

 

本日は、仏教とハスの花の関係について書いていきます。

仏教とハスの花の深い関係

初夏から夏にかけて、寺院の池や庭園で目を引く花がハス(蓮)です。

その清らかな姿は、日本の仏教文化において特別な存在であり、見た目の美しさだけでなく、深い象徴的意味を持っています。

ハスの花は、泥水の中から茎をまっすぐに伸ばし、水面に浮かぶようにして気高く咲きます。にもかかわらず、花びらには泥が一切つかず、朝の光を受けて静かに開花するその姿は、まるで汚れた現世から解き放たれたような神々しさを放ちます。

仏教では、この性質が人の生き方や修行の在り方と重ねられています。

仏教には、「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」という考えがあります。これは、煩悩があるからこそ悟りに至ることができるという教えであり、泥の中に咲くハスの花そのものです。人は誰しも悩みや迷いの中に生きていますが、その中でこそ仏の教えに触れ、自らを見つめ直し、清らかな心を育むことができる。

ハスはまさに、そうした仏教の根本的な教えを象徴する花なのです。

仏像が座っている台座もハス

また、多くの仏像がハスの台座(蓮華座)に座っているのも、この象徴性に由来します。

これは、仏が煩悩を乗り越えて悟りを得た存在であることを示しており、同時に私たち一人ひとりもその境地を目指せるという希望でもあります。

さらに、阿弥陀仏の浄土である極楽世界には、八功徳水(はっくどくすい)の池にハスの花が咲き誇るとされ、念仏を唱えた人は死後その花の中に生まれると信じられています。

ハスの花を見かけたとき、ただ美しいと感じるだけでなく、その背景にある仏教の教えにも少し思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

営業部・PR担当

中谷 聡

Sato Nakatani

資格

お墓ディレクター2級・剣道二段・ユニバーサルマナー検定2級・海洋散骨アドバイザー

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