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京都・愛宕山の愛宕神社の由緒、歴史について

 

こんにちは。千年オリーブの森(京阪奈墓地公園内)の中谷です。
健康経営優良法人の活動の一環として、社内で愛宕山に登る予定にしています。
せっかくなら登る前に愛宕山、愛宕神社の歴史について知っておきたいと思い、調べてみました!

 

愛宕神社(あたごじんじゃ)

京都市の北西部に位置する愛宕山(あたごさん/あたごやま)は、標高924メートルの霊峰で、その山頂に鎮座するのが「愛宕神社」です。
火防(ひぶせ)の神として知られ、古くから京都や近隣地域の人々に厚く信仰されています。

 

歴史

その歴史は非常に古く、神社の創建は701年、大宝年間(701~704年)に遡ると伝えられています。

愛宕神社の主祭神は、火産霊神(ほむすびのかみ)と呼ばれる火の神です。
この神は、火を司る神であると同時に、火災から人々を守護する神とされています。加えて、伊邪那美命(いざなみのみこと)や天熊人命(あめのくまひと)も祀られており、火防に限らず、家庭の安全や商売繁盛、病気平癒、長寿などの御利益があるとされています。

平安時代に入り、愛宕神社の信仰はさらに広がりました。
火事から都を守る「火伏せの神」として知られるようになり、宮中でも火災予防の神として特に崇敬されました。
また、都の守護神として、貴族から武士まで広範な信仰を集め、時代を経るごとに信者が増えました。
戦国時代には、戦火が多かったためか、武将たちも火難避けの祈願に訪れたとされています。

特に江戸時代になると、火災から守るご利益を求めて商人や庶民の間で愛宕信仰が広がり、「火伏せ札」を授かる習慣が定着しました。

また、毎年7月31日夜から8月1日の早朝にかけて行われる「千日詣り」は有名な行事で、この日に参拝すると千日分の御利益があるとされています。夜通しで参拝する人々の提灯の明かりが続く風景は、京都の夏の風物詩としても知られています。

愛宕山への参道は険しいことで知られますが、その登頂を果たして参拝することが火伏の御利益につながると信じられているため、訪れる人々が後を絶ちません。
愛宕山の山頂からは、京都市内を一望でき、その美しい眺望もまた多くの参拝者を引き寄せています。

愛宕神社はまた、全国に広がる愛宕信仰の総本社とされています。愛宕信仰の広がりとともに江戸時代には、京都の愛宕神社に参拝するのが難しい遠方の人々のために、各地に「分社」として数多く愛宕神社が建立されました。
そのため、全国各地に愛宕神社が存在し、火防や防災の神として広く信仰されています。