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実は似ている日本語とドイツ語の表現

こんにちは。ハピネスパーク牧野霊園の久留島です。

園内ではバラが咲きはじめ、色味がより豪華になってまいりました。

はじめに

日本語には故事成語や諺、慣用句、文学などの読み物でよく目にする「月並みな表現」がいくつもあります。昔話や民話から派生した言葉(例えば「ウサギとカメ」や「ミイラ取りがミイラになる」など)もあれば、教えの含まれた言葉(例えば「朝三暮四」や「雨だれ石を穿つ」など。主に古典中国語由来ですね)や戦国時代の逸話(例えば「敵に塩を送る」や「風林火山」など)が有名なものの例として挙げられます。文学・小説や新聞などで目にしたことも少なくはないでしょう。

日本語とドイツ語の関係

日本語とドイツ語は言語の種類がまるで違います。知っての通りドイツ語はヨーロッパ言語(専門的には「インド・ヨーロッパ語族 ゲルマン語派 西ゲルマン語群」)であり、日本語(語族・語派・語群未だ不明)とは大きく異なります。

しかしそんな関係性が薄いはずの両言語の間にも全く同じと言ってしまいたいほど似ている表現がいくつか存在しているんです!今回はそのうち2つを例に挙げて紹介していきます。

「雷に打たれたように……」

「彼は雷に打たれたようにその場に立ち尽くしていた。」

推理小説や刑事モノ小説の正体がバレた犯人の描写によく出てきそうな表現ですね。実はこの表現は意訳ではなく直訳できてしまうんです。そして気になるドイツ語は、

・wie vom Blitz getroffen.

(発音が気になる方はアルファベットの文章をコピーしてGoogle翻訳で聞いてみてください)

 

直訳すると、「雷と出会ったかのように」となります。

ちなみに「彼は雷に打たれたようにその場に立ち尽くしていた。」をドイツに翻訳すると、

・Er stand dort nur wie vom Blitz getroffen.

となります。とても似ていますね。

「飛ぶように……」

「楽しい時間はいつも飛ぶように過ぎ去ってしまう」

今度は感動モノの小説のクライマックスシーンに出てきそうな表現ですね。なんと「飛ぶように……」という表現も同じくドイツ語に存在しているんです。そしてそのドイツ語は、

・wie im Fluge.

(こちらも発音が気になる方はコピーして聞いてみてください)

 

こちらを直訳すると、「飛んでいるかのように」となります。そして「楽しい時間はいつも飛ぶように過ぎ去ってしまう」という文章をドイツ語に訳すと、

・Die lustige Zeit vergeht immer schnell wie im Fluge.

となります。こちらはもうまったく一緒ですね(笑)。

最後に

今回紹介させていただいた表現は2つだけですが、実はまだまだ似ている表現はあります。僕もドイツ人とお話する時はあえてそんな表現を使ったりしています(笑)。みなさまが学生時代に苦労をされたであろう英語にも実は日本語とかなり似ている表現があったりなかったり……

些細な楽しみでも見つけられるとやる気が出てくるとので、外国語学習をする際はこんな話を思い出しながらしてみてください。

その他

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