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追加彫刻工事の過程とは? その2

こんにちは。ハピネスパークの田原です。

梅雨が明けたかのような暑い日が、ここ交野霊園では続いており、昨日からはアブラゼミが鳴き出しました。
交野霊園を囲む山々はすっかり夏模様ですが、明日からは、あいにくの梅雨空に逆戻りだそうです。

今の時期は外でのお仕事がなかなか思うように進まないこともあり、
前回のブログにも書きましたが、先日梅雨の晴れ間を利用して、追加彫刻の原稿を作成するために、
現状のお墓調査と、拓本(すみずり)作業をしてきまして、今日はその続きの作業をご紹介したいと思います。

このように拓本した原稿を持ちかえり、文字を作成する専用のパソコンソフトを使って入力をしていきます。


必要な情報をキーボードを使ってこのように入力していきます。(これは日付の入力ですね)


文字を入力すると作成イメージがこのように画面に表示されます。
他の情報も入力していきまして、入力するだけでしたら、さほど時間は掛りません。

でも、ここからが腕の見せ所(笑)。今の彫刻されている文字との字体合わせ、字間の調整、全体のバランス等に、
この入力する何倍の(決して大げさに書いている訳ではありません)時間を費やします。
原寸で印刷し、全体のバランス調整、また印刷、1文字ずつの微調整、また印刷、最終チェックという具合で、
何度も微調整をしていかなければ、満足のいく仕上がりとはならないのです。


ということで、満足の仕上がりとなれば、ここでお客様のチェックをしていただくために、
拓本した原稿のコピーと作成した原稿をお渡しさせていただきま、確認をお願いしております。
作成した原稿にご不満があれば、この時点で遠慮なくお客様にはご意見をいただくことになります。

彫刻後に「こんなはずじゃなかった・・・」と言われることのないように、
今回ご紹介した作業が追加彫刻工事の中でも重要な部分のひとつとなります。

お客様からの承認を受け、次は現場での作業となるのですが、
この続きは、またの機会にでもご紹介したいと思います。

【今日のアサガオ】

つるが出だしてきました。
毎日が楽しみです(笑)。