永代供養
投稿日:2019年12月08日
もうすっかり寒くなりましたね。
牧野霊園では、収穫したオリーブの実をオイルにしています。
毎年やっているのですが、
今年のオイルはどんな出来か、楽しみですね。
ハピネスパークには、永代供養墓や樹木葬があります。
最近ではメジャーになりつつありますが、アジアの国ではどんな感じになっているのでしょうか?
アジアの国の樹木葬は?
アジアの国々では土地需要の課題が生じており、中国・韓国・台湾などの政府は墓地対策の一環として樹木葬などの無形化を推奨しています。
政府の推奨する無形化案は当然すべての人に受け入れられるものではなく、宗教に対する信仰心の強いアジアの国でも捉え方はさまざまです。自然葬の中でも比較的受け入れやすいとされているのが樹木葬です。
中国の樹木葬
元々土葬が中心だった中国は葬儀改革を経て、火葬への切り替えが行われてから半世紀以上が経ちました。火葬が主流となり定着した現在、さらに政府は自然葬である海洋葬・芝生葬・樹木葬の普及を推奨し力を入れています。
中国のお墓はほとんどが国営であり、農村部の一部に共同所有の土地があるだけで私有地はありません。お墓がある土地は国のものなので永遠に自分のものになることはなく、墓地の売買というのは所有権ではなく使用権というレンタル料を指しています。国営の共同墓地は夫婦墓地が大半でしたが、近年では海への散骨や樹木の根元に埋葬する樹木葬を推奨しています。
韓国の樹木葬
韓国は儒教文化が色濃く、その影響により土饅頭型の土葬が主流でした。山全体を墓地として利用していましたが、土地不足により火葬率が上昇、1つの墓所に複数の骨壺を納めることができる家族墓所、納骨堂も見られるようになりました。しかし土葬による土地、スペースと設備が必要な納骨堂にも限界があることから韓国政府は2008年に法律改正を行い「自然葬制度」を導入しました。火葬した遺骨の骨粉を樹木や花木、芝生の下に埋葬するという法律です。いわゆる自然葬、樹木葬を指します。山の木の周囲に骨粉を埋葬する形式が採用され、木が墓標となり目印に名札が付けられるのが一般的です。
台湾の樹木葬
台湾では古来の風水思想や儒教論理に基づき、伝統的に土葬が行われていました。政府は土葬を続けることで土地不足を招くことを懸念し、火葬と共同墓地への納骨を推奨し1970年代には火葬が一般に受け入れられるようになりました。その後2002年には「殯葬管理條例」が施行され自然葬の取り組みが始まりました。台湾の樹葬・花葬・海葬は日本の樹木葬・ガーデニング型樹木葬・海洋葬の位置づけなのでしょう。樹葬はすでに植えられている樹木の根元に埋葬するか、新たに植樹するかの2種類というのも日本の樹木葬と似ています。
まとめ
アジアの国々の樹木葬は思想的なことを除けば、自然葬という括りの中でも非常に日本と似ているところがあるのではないでしょうか。
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