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言葉を超える問い──「禅問答」は仏教の知恵

いつもお世話になっております、お墓と樹木葬、ハピネスパークの富松です。

 

本日も身近な仏教用語、豆知識をお伝えします。

「禅問答」は仏教の知恵

「犬に仏性はあるか?」 「父母未生以前、本来の面目如何?」

一見、意味不明なこの言葉のやり取りには、深い精神的な世界が広がっています。これは「禅問答」と呼ばれる仏教、特に禅宗において用いられる修行法です。

禅問答とは何か?

禅問答(ぜんもんどう)は、禅宗の僧侶や修行者が師匠と交わす言葉の応酬を指します。そのやり取りは必ずしも論理的ではなく、むしろ「常識を超えた」問いと答えによって、真理への気づきを促すことを目的としています。

多くの場合、問答は意図的に不可解にされており、受け手は頭で考えるのではなく直感や体験的な悟りによってその意味をつかもうとします。これは、禅宗が目指す「言葉を超えた理解」という考え方と一致します。

禅問答の仏教的ルーツ

禅問答は、中国の唐代に栄えた禅宗(禅仏教)に端を発します。禅宗は、釈迦の教えの中でも特に「直観的な悟り」を重視する宗派で、理屈や経典を重んじるよりも、自らの内面を深く観察することで「真理」に至ることを理想としています。

その中で、修行者が「考えても答えが出ない問い」と向き合うことで、思考から解放され、言語を超えた悟りを開こうとするのが禅問答の目的です。

例えば「木の音は何色か?」など、答えのない問いは、修行者の固定概念を揺さぶり、新たな視点への“飛躍”を促します。

現代に生きる禅問答

現代でも、ふとした会話や人生の岐路で「答えの出ない問い」に悩む瞬間があります。それは、まさに現代版の“禅問答”。「それって本当に必要なのか?」 「幸せとは何か?」

そんな問いに答えを探す旅の途中に、「禅問答」という仏教的な手法が、少しでもヒントになるかもしれません。

まとめ

禅問答は、「問いに答える」のではなく、「問いと共に生きる」ための教え。仏教が私たちに伝えようとしているのは、答えの先にある「気づき」なのかもしれません。

 

 

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この記事を書いた人

営業部長

富松 勇

Isamu Tomimatsu

資格

お墓ディレクター2級・ユニバーサルマナー検定2級・海洋散骨アドバイザー

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