「知らぬが仏」とは
投稿日:2025年06月20日
いつもお世話になっております、お墓と樹木葬、ハピネスパークの富松です。
本日も身近な仏教用語、豆知識をお伝えします。
「知らぬが仏」という言葉の意味と仏教的背景
知らぬが仏(しらぬがほとけ)」とは、「不都合な真実を知れば心が乱れるが、知らなければ仏のように穏やかでいられる」という意味のことわざです。たとえば、他人の悪口や裏切りを知らずにいれば、心穏やかに過ごせるというような場面で使われます。
この表現は、江戸時代の『いろはかるた』に由来するとされており、当時の庶民の教訓や人生観を反映した言葉のひとつです。
仏教との関係
仏教では、「煩悩(ぼんのう)」が人間の苦しみの根源であると説かれています。煩悩とは、欲望や怒り、無知など、心を乱すさまざまな感情のこと。何かを「知る」ことで煩悩が生まれ、心が乱されることもあります。
そのため、「知らぬが仏、知るが煩悩」という言い回しもあり、「知らないことによって心の平穏が保たれる」という考え方は、仏教の教えと深く通じています。
仏教における「邪魔」
仏教では、特に「四魔(しま)」という考え方があり、これは修行者が悟りへ至る過程で遭遇する障害を分類したものです。
- 煩悩魔(ぼんのうま)— 煩悩が心を乱し、悟りの道を妨げる。
- 五陰魔(ごおんま)— 人間の身体や精神が修行の妨げになる。
- 死魔(しま)— 死が悟りを完成させる前に訪れる障害。
- 天魔(てんま)— 外部からの誘惑や悪しき影響によって正しい道から逸れる。
この「四魔」が、僧侶や修行者の邪魔をする存在とされ、「邪魔」という言葉が広まるきっかけになりました。
現代における使い方と注意点
現代では、皮肉や揶揄の意味で使われることもあります。たとえば、本人だけが状況を知らずにのんびりしている様子を「知らぬが仏だね」と表現することも。
ただし、知るべきことまで「知らぬが仏」で済ませてしまうと、現実逃避や責任回避と受け取られることもあるため、使い方には注意が必要です。
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