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邪魔(じゃま)とは

いつもお世話になっております、お墓と樹木葬、ハピネスパークの富松です。

 

本日も身近な仏教用語、豆知識をお伝えします。

「邪魔」という言葉の仏教的背景

日常生活の中で「邪魔」という言葉を使うことは多いですが、実はこの言葉は仏教由来のものです。今回は、その由来や意味について深掘りしながら、「邪魔」の持つ奥深い歴史を紐解いていきます。

「邪魔」とは?

「邪魔(じゃま)」という言葉は、元々仏教の概念から生まれました。仏教では、悟りを開くために修行する僧侶が、煩悩や誘惑によって修行を妨げられることを「邪魔」と呼びました。この「邪魔」とは、修行や精神的な成長の妨げとなる悪しき力や障害を指します。

仏教における「邪魔」

仏教では、特に「四魔(しま)」という考え方があり、これは修行者が悟りへ至る過程で遭遇する障害を分類したものです。

  1. 煩悩魔(ぼんのうま)— 煩悩が心を乱し、悟りの道を妨げる。
  2. 五陰魔(ごおんま)— 人間の身体や精神が修行の妨げになる。
  3. 死魔(しま)— 死が悟りを完成させる前に訪れる障害。
  4. 天魔(てんま)— 外部からの誘惑や悪しき影響によって正しい道から逸れる。

この「四魔」が、僧侶や修行者の邪魔をする存在とされ、「邪魔」という言葉が広まるきっかけになりました。

現代での使われ方

現代では、「邪魔」という言葉は、物理的・精神的な妨害を意味する一般的な言葉として定着しました。たとえば、「邪魔しないで!」や「机の上が邪魔で仕事ができない」といった使い方が一般的です。しかし、本来は仏教的な教えから派生した言葉だったことを知ると、より深い意味を感じ取れるかもしれません。

 

「邪魔」という言葉の仏教的な背景を知ることで、私たちの人生においても「何が本当に邪魔なのか?」を考える機会になります。人間関係や仕事の悩み、心の葛藤など、さまざまな障害が私たちの日々の生活には存在します。しかし、それらは本当に邪魔なのか?それとも、自分自身が作り出している壁なのか?仏教の教えが示すように、自分の心の在り方次第で、障害を乗り越え、成長していくことができるのです。

 

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この記事を書いた人

部長 兼 ハピネスパーク牧野霊園 店長

富松 勇

Isamu Tomimatsu

資格

お墓ディレクター2級・ユニバーサルマナー検定2級・海洋散骨アドバイザー

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