東京の編集長から、私が散骨すべきでないという理由という女性セブンの記事の切り抜きを送っていただいた。

　長澤さんというご住職がこの記事を書いているのだが、お寺批判とお墓不要論は別問題と書かれている。特に６万年に、シリアの洞窟で見つかった遺体は、きっちりとした土葬をされていた。そしてイラクでも埋められた遺体に、多くの花の花粉がついていた事が書かれていた。

　花粉が遺体についていたという事は、お墓に花を手向けていたことになるのだ。何万年も前から、人は不変の法則を持っていたことが伺える。

　この先生も、墓域を作ったという事は、先祖供養をすることであり、村の規律を作り、結束を固めていったのだ。だから散骨や、骨が無いと、次世代にお墓に参るという意識が薄れていくことになる。

　お墓があっても、お墓参りをされる人達が減っている。しかし減っているからこそ、お墓をきっちり守っていくことをしなくてはならないのだ。