公開日:2024年10月13日
更新日:2024年10月13日
神道の霊璽はどうしたらいいの?
神道の霊璽はどうしたらいいの?
霊璽とは神道では自宅で故人を祀る際に、その御霊を移す依り代となるものです。 仏教における位牌に相当するもので、御霊代(みたましろ)とも呼ばれます。 霊璽には位牌における戒名と同様に霊号を文字入れし、仏壇に相当する祖霊舎(それいしゃ、みたまや)に安置します。
霊璽には何が宿っているの?
魂には4つ種類があります。
- 和御霊(にぎみたま)
- 幸御霊(さちみたま)
- 奇御霊(くしみたま)
- 荒御霊(あらみたま)
この4種類です。霊璽には和御霊(にぎみたま)・幸御霊(さちみたま)・奇御霊(くしみたま)が霊璽に込められ、自宅で祀るものになります。
式年祭ではこの3つに対して式を執り行います。
一方で荒御霊はお墓に納めます。この魂は荒ぶる魂ともいわれている為、お墓に納めます。お墓に納めることで地に納めます。
白木の霊璽には、骨覆いのようなカバーがついています。これは外さないようにしてお祀りしましょう。
これは、霊璽には神が宿っており、カバーは神を直接見ないようにする為の役割があります。
神道の考え方で、人間は神を見るものではないとされているからです。
代が途絶えるが、霊璽はどうしたらいいの?
霊璽は一度魂を入れると魂抜きという概念はなく、ずっと魂があり続けます。お家でお祀りができない場合は、位牌の永代供養をしているところに預けるのが良いでしょう。霊璽の永代供養を受け付けている神社は少なくなっているので、受け入れてくれるお寺を探すのも方法の1つです。
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