公開日:2021年07月23日
更新日:2022年02月22日
忌中 喪中 法事 法要の違いと種類の意味
法事という言葉を聞いたことはあるが、どういった意味があるのかわからない方も多いと思います。
自分が喪主になり、葬儀を仕切る立場になったら、どうしたらいいのかわからない。
若い時は聞けても、ある程度の年齢になると、周りに聴くのが恥ずかしいと思われている方は多いのが現状です。
葬という言葉の歴史・意味
・「葬」という言葉は昔「はふる・はぶる・ほうぶる」とも読まれていた。
・奈良時代の万葉集にも「はぶる」という言葉が使われていた。
・「葬」という言葉自体には、死体や遺骨を土の中に埋めるという意味がある。
・人が亡くなってから墓所に納めるまでの一連の流れにも「葬」という言葉が頻繁に使われる。
・「葬儀」「埋葬」「火葬」等、人が死に関して使われてきた言葉。
・最近では、「直送」「自由葬」「樹木葬」「自然葬」などでも使われています。
目次
忌中、喪中の考え方
忌中というのは、身内の死によって、けがれを受けている間、忌みこもって家から外へ出ないようにした
昔の習慣の名残りです。
忌中期間については明治7年に服忌令というものが発令されました。
血縁の続柄によって、それぞれの期間が決められました。
今では、会社や学校を休む忌の日数は、官公庁服務規定による忌引きの期間に従うのが一般的です。
喪家の生活も四十九日の忌明けがすすめば、通常に戻るのが普通になっています。
忌引き(きびき)期間とは
家族や親族など、身近な方が亡くなった時に取得する休暇の事です。
労働基準法で定められている休暇だはありません。
会社や学校ごとに決められたルールで運用されています。
何日休めるかは、会社や学校によって異なります。
又、慶弔休暇(けいちょうきゅうか)とも呼びます。
官公庁服務規定による忌引き期間
①血族
・配偶者・・・・・・・10日
・父母・・・・・・・・7日
・子供・・・・・・・・5日
・祖父母・・・・・・・3日
・きょうだい・・・・・3日
・孫・・・・・・・・・1日
②親族
・おじ、おば・・・・・1日
・配偶者の父母・・・・3日
・配偶者の祖父母・・・1日
・配偶者の兄弟・・・・1日
法事を七日ごとに供養する意味
残された遺族が故人の安らかな成仏を願い、1日も早く極楽へ到達できるように供養を行うのが「追善供養」です。
死亡した日から数えて七日目の始まり、七日ごとに七回法要を行います。
これは仏教では、死者が冥土(めいど)へ行くと、七日目ごとに七回の審判が行われると考えられています。
この審判の開かれる日に法要を行い、少しでも早く魂が極楽に行けるよう願います。
初七日の供養
死亡当日を含めて七日目に行う法要が初七日です。
人は死んで来世へ行くまでの間に、三途(さんず)の川という川を渡らなくてはいけません。
その日は亡くなってから七日目とされています。
この三途の川には、流れのとても強い所、少し強い所とゆるい所の三つの瀬があり、このうちのどれを渡るのかは生前の善悪の行いで決まると言われています。
初七日の法要は、死者の霊がゆるやかな流れを渡れるようにと行う供養です。
四十九日までの供養
初七日から四十九日の間に行われる七日ごとの供養は、内輪だけですますことが多いようです。
十四日目は二七日、二十一日目は三七日といいます。
地方によっては、五七日に忌明け法要と納骨を行うところもあります。
命日とはなんですか
毎月めぐってくる故人の亡くなった日を命日と呼んでいます。
命日には、故人が生前好きだった供物や花を供えます。
四十九日は忌明法要
四十九日は、最後の審判が行われる日とされるので、死者の成仏(じょうぶつ)を願って、遺族や親戚、親しいい友人、知人が集まり忌明けの法要を行います。
納骨もこの日に行うことが多いです。
又、仏壇もこの日までに用意することが多いようです。
百か日の供養
百か日の供養は、死後最大の供養と言われていましたが、最近ではごく内輪で遺族だけでするようになってきています。
百か日は、出苦忌(しゅっくき)ともいい、娑婆(しゃば)のあらゆることから抜けだして、無の世界に入ることを示します。
一方、遺族にとっては、お礼のあいさつ回りや遺品の整理、形見分け、遺産の分配も執り行う場合もあります。
種類
法事とは、法要とその後の会食を含む行事のこと。
法要とは、死者の冥福を祈るための供養行事のこと。
法事と法要の違いを知っておくことで、言葉の使い分けを正確にできるようになり、適切なマナーのもとで故人の冥福(めいふく)をお祈りできるようになります。
施餓鬼(せがき)法要(ほうよう)
お盆時期に執(と)り行われる施餓鬼(せがき)法要(ほうよう)は、特定の先祖(せんぞ)ではなく、有縁(ゆうえん)無縁(むえん)の諸霊(しょれい)を供養するための法要です。
①落慶(らっけい)法要(ほうよう)
お寺の本堂等を修理して完成した時に執(と)り行われる法要です。
②落慶(らっけい)法要(ほうよう)
お寺の本堂等を修理して完成した時に執(と)り行われる法要です。
③開眼(かいげん)法要(ほうよう)
仏壇(ぶつだん)や墓、仏像(ぶつぞう)や仏画(ぶつが)などが完成した時に執(と)り行われる法要の事です。
開眼(かいげん)法要(ほうよう)
仏壇(ぶつだん)や墓、仏像(ぶつぞう)や仏画(ぶつが)などが完成した時に執(と)り行われる法要の事です。
開眼供養と閉眼供養とは
開眼(かいがん)供養(くよう)と開眼(かいげん)法要(ほうよう)は同じ意味合いをもちます。
供養であると同時に、祝(いわ)いごとでもあります。
お墓を建てた時、あるいは仏壇(ぶつだん)を買った時など、僧侶(そうりょ)に依頼(いらい)して故人(こじん)の魂(たましい)を墓石や仏壇(ぶつだん)仏様に宿(やど)すための法要です。
お性根(しょうね)入れ、魂入れなどとも呼び、開眼供養をおこなうことでただの石である墓石のなかに、亡くなった方の魂を宿(やど)すことができます。
死者の魂(たましい)をお墓に入れる儀式(ぎしき)なので入魂式、御魂(ごたましい)入(い)れ、御性根(ごしょうね)入(い)れ、お精(せい)入れとも呼ばれます。
親族(しんぞく)が亡くなると、定期的に法要が催(もよお)され、僧侶(そうりょ)を招(まね)いて故人(こじん)の魂を供養します。
それに対して、お墓を閉じて更地(さらち)に戻(もど)すときは、亡くなった方の魂を抜き取るための法要として、閉(へい)眼(がん)供養(くよう)をおこないます。
もともとは仏像の目を開くという意味です。
仏像作りでは大部分を完成させておいて、最後に仏像の目を描きます。
これを儀式化(ぎしきか)したものが開眼供養で、開眼供養を行って初めて仏像に霊験(れいけん)が宿(やど)るとされています。
その他、宗派によっても異なり、浄土(じょうど)真宗(しんしゅう)の場合は、目を開いたり、魂を入れたりという概念(がいねん)がないため御移徙(ごいし)、建碑慶讃(けんぴけいさん)法要(ほうよう)、墓所(ぼしょ)建立(こんりゅう)法要(ほうよう)などの名称(めいしょう)です。
お墓の場合には、さらにお墓(はか)開(びら)きとも呼びます。
一般的にはこのような行事のことを法事と言いますが、法要との違いを理解した上で言葉を使い分けている人は、あまり多くありません。
開眼法要と納骨法要はいつ行う
おこなうべきタイミングは、厳密(げんみつ)に決まっているわけではなりません。
たとえば一周忌(いちしゅうき)や四十九日(しじゅうくにち)など、他の法要とあわせて親族(しんぞく)の集まりやすいときにあわせておこなうことが一般的です。
千年オリーブの森では、樹木葬(じゅもくそう)を購入(こうにゅう)したが、まだ納骨(のうこつ)するための心の準備が出来ていないので、納骨できないと言われる方もいらっしゃいます。
そういった場合は、お客様が納骨したい時期に納骨をしていただいております。
開眼(かいげん)供養(くよう)だけ行う場合慶事(けいじ)
生前(せいぜん)にお墓を建てた場合、納骨法要をせず開眼法要だけを行う場合は、慶事ととらえる場合もあります。
生前(せいぜん)建(けん)墓(ぼ)はお祝い事なので、表書(おもてが)きをお布施(ふせ)ではなく、寺院(じいん)・僧侶(そうりょ)への謝礼(しゃれい)なども、紅(こう)白蝶(はくちょう)結(むす)びの水引(みずひき)の祝儀(しゅうぎ)袋(ぶくろ)を用いるのが本来です。
表書きも内祝(うちいわい)や御礼、開眼御礼、御入魂(ごじっこん)御礼(おれい)などとします。
祝儀(しゅうぎ)袋(ぶくろ)の右上についている、のしはあわびを表すもので、生くさものを嫌(きら)う仏教では慶事(けいじ)の場合にも、のしのついていないものを使うのが正式です。
お墓にお骨が入っていない開眼供養又はお墓開きに呼ばれた場合
生前にお墓を建てることを寿(じゅ)陵(りょう)と言います。
生前の場合は、お骨がありませんので、お墓完成の時期に合わせて、開眼供養される方もいらっしゃいます。
また、家族の誰かが亡くなった時に、開眼供養と納骨を一緒にされる方もいらっしゃいます。
生前にお墓を建てた寿(じゅ)陵(りょう)に招(まね)かれた場合には、おめでたいことなので、「御建碑(ごけんぴ)御祝(おいわい)」「建立(こんりゅう)御祝(おいわい)」「建立祝」「祝(しゅく)」建碑(けんぴ)」と表書きをして、お金を包みます。
寿陵は、長寿(ちょうじゅ)・子孫(しそん)繁栄(はんえい)・家内円満を招く、縁起(えんぎ)の良いこととされています。
なお、浄土真宗では、どのような仏事(ぶつじ)でも表書きは御布施(おふせ)でよいとされています。
開眼供養と納骨が続けて行われる場合
四十九日(よんじゅうきゅうにち)にあわせて開眼供養をする場合、慶事(けいじ)と弔(ちょう)事(じ)が同時に行われることになります。
この場合、開眼供養ののし袋は慶事用のものにします。
納骨が続けて行われる場合には、ろうそくを赤から白に換えます。
また、僧侶(そうりょ)は袈裟(けさ)も着替えます。
別々に用意するお布施は水引の異なるものを2つ用意します。
もし、両方のお布施を同時に渡すなら、無地の白い封筒を使います。
開眼供養の準備とポイント
施主(せしゅ)(法要の主宰者(しゅさいしゃ))の決定
一般的には、祭祀(さいし)承継者(しょうけいしゃ)(墓地の使用権所有者)が務めます。
僧侶(そうりょ)の手配
千年オリーブの森では、お寺を呼ぶか呼ばないかをお客様に決めていただきます。
菩提寺(ぼだいじ)が決まっている場合には、菩提寺(ぼだいじ)の僧侶(そうりょ)に開眼供養を依頼(いらい)します。
寺院経営の境内(けいだい)以外の墓地でも、一般にその寺院の僧侶が開眼供養を行います。
千年オリーブの森では、仏教なら宗派、神道なら神社、カトリックなら教会をご紹介させていただいております。
法要の日時の決定
埋葬(まいそう)する遺骨(いこつ)がある場合は、四十九日(よんじゅうきゅうにち)・百か日・一周忌(いちしゅうき)などの法要の時に、納骨式とあわせて行うことが多いです。
参列者(さんれつしゃ)への連絡、出欠(しゅっけつ)の確認
開眼供養に誰を招(まね)くかは、特に決まりはありません。
家族、親戚、親(した)しい友人などを招くケースが多いです。
日程が決定したら、早めに連絡して、出欠(しゅっけつ)を確認します。
会食の手配(てはい)
法要後、僧侶と参列者を会食の席に招くのが一般的です。
最近では、お弁当の持ち帰りをしていただくこともできるようになっております。
墓地(納骨)の準備と流れ
開眼供養(お墓・樹木葬)の大まかな段取りは以下のとおりです。
霊園スタッフがお墓・墓石付樹木葬とその周囲の掃除(そうじ)をして清めます。
当日はまず寺院や霊園内の本堂で読経(どきょう)をおこないます。
管理棟内で法要の焼香(しょうこう)をしていただきます。
その後、参列者の方にお墓の前に移動します。
墓所前にて開眼供養を行う。
お墓の前で改(あらた)めて読経がおこなわれます。
施主が墓に巻かれている白い布を取り外します。
参列者がお焼香(しょうこう)をおこないます。
供花(きょうか)を供える(千年オリーブの森で籠花・墓花を準備いたします)
供物(くもつ)を供える(生前好きだった物をお客様が準備する)
両隣、もしくは向こう三軒両隣のお墓にもお供えをする地域もあるようです。
晒に入れさせていただいたお骨をお客様の手で納骨していただきます。
その後、皆さんに焼香をしていただきます。
会食(お斎)の相場
法事、法要後に振舞う食事や仕出し料理をお斎(おとぎ)と呼びます。
本来僧侶の食事をいいます。
食事の費用は、1人当たり3,000円~10,000円が一般的です。
①お斎の席のセッティング
通常位牌と遺影を持参します。
上座に位牌と遺影を置き、その前に隠善(いんぜん)と呼ばれる食事をお供えします。
基本、他の列席者と同じものをお供えします。
②お斎の席順
お坊さんが出席する場合は、お坊さんに最も上座の席(位牌と遺影に最も近い席)に座っていただきます。
お坊さんの横に施主が座ります。
親族以外の方は、上座に座っていただき、親族が下座に座ります。
お坊さんが出席しない場合は、お坊さんに御膳料(ごぜんりょう)を渡します。
③お斎の挨拶
故人の○○花子の長男(故人との続き柄)の○○太郎(名前)でございます。
本日はご多忙用(たぼうよう)のところお集まりいただきまして、有難うございました。
又、皆様と○○花子(故人)の思いでを語らいながら、父をしのびたいと思います。
それでは、故人の冥福(めいふく)を祈りまして献杯。
それでは、どうぞお食事をお召し上がりください。
引き物の手配
参列者の手土産を用意します。
表書きは祝儀(しゅうぎ)か不祝儀かによって異(こと)なります。
千オリーブの森でご紹介させていただきます。
寺院・僧侶等への謝礼(しゃれい)の用意
寺院・僧侶への謝礼は、法要前のあいさつをする際に渡します。
落ち着いてから渡したい場合は、法要が終わった後にお渡ししても大丈夫です。
開眼供養にかかる費用(ひよう)と相場(そうば)
①明確な決まりはありませんが、開眼供養にかかるお金として、まず大切なものは読経(どきょう)への謝礼(しゃれい)です。
開眼供養だけをおこなう場合にはお祝い事であるため内祝いや開眼御礼などとしてお渡しします。
しかし納骨法要とあわせておこなう場合にはお悔やみ事としての意味も持つため、ただお布施としてお渡しします。
お寺に3万から5万(お寺若しくは霊園担当者に聞いてください)
お客様とお寺様のお付き合いの度合(どあ)いによって値段の相場も変わります。
もし納骨式とあわせておこなう場合には、1.5倍から2倍ほどお渡しします。
②納骨施工料(焼香台、お線香、納骨お手伝い料)霊園により金額が変わります。
③お墓に添える籠花5,000円ぐらい
④大小問わず、骨壺処分費1壺1,000円
⑤供物料は、5,000円から10,000円ぐらいです。
千年オリーブの森では、生前お客様が好きだった食べ物や飲み物をご用意していただいております。
又は、果物(バナナ・リンゴ)、お菓子、お酒、海の幸(昆布・ひじき)、山の幸(ほし椎茸)、畑の幸(芋・大根・人参・なすび)、沼の幸(レンコン等)
お寺に渡す御車代、食事代
供養のために遠方から来ていただいた場合には、御車代として5,000円~10,000円が相場です。
御車代は僧侶が自分の車で来た場合も渡します。
表書きを御車代(おくるまだい)として、白封筒に入れます。
法要後の食事には僧侶の方も同席されますが、もしご辞退された場合にはお食事代として5,000円~10,000円が相場です。
表書きは、御膳料(ごぜんりょう)、御斎料(おときりょう)、御酒肴料などとして、白封筒に入れます。
①食事(会場使用と料理代金)
②石材店、墓地管理者への御礼
ここまででも度々(たびたび)出てくるように、慣(な)れない開眼供養にあたっては石材店や墓地管理者のお世話になることも多いです。
そのため、もし親身(しんみ)に相談にのってもらった場合には、御礼(おれい)として3,000円~5,000円ほどお渡しするのが通例となっています。
引き物
引き物は参列(さんれつ)してもらった人たちにお渡しする品物(しなもの)のことです。
引き物としてお返しする費用として、概(おおむ)ねお祝いの半額相当のものを用意します。
1人あたり1万円から3万円ほどのお祝いをいただくことになるので、5000円から1万5,000円ほどが相場です。
不祝儀(ふしゅうぎ)であるために、「あとに残らないもの」が好まれます。
お茶や海苔(のり)、お菓子などが一般的です。
開眼供養の服装
先にもお伝えしましたが、開眼供養は実はお祝い事になります。
そのため、あまりに派手な格好であったり、カジュアルすぎる格好でなければ、服装に関する厳(きび)しい規定はありません。
喪服(もふく)でない場合は、黒い服装(ふくそう)で来られる方も多いです。
しかしながら納骨法要もあわせておこなう場合にはお悔やみ事となるため、喪服・礼服のほうが好ましいです。
参加される場合には必ず事前に家族様に確認してから臨(のぞ)むようにしてください。
参列者が準備すること
①香典(こうでん)
香典はあくまで気持ちのものなので、金額に決まりはありません。
現在は、香典を辞退されるところも多くなっているのが現状です。
故人と血縁関係で法事後の食事行かない場合
10,000円~30,000円
故人と血縁関係で、法事後の食事出席の場合
20,000円~30,000円
故人の友人、知人で法要後の会食行かない場合
5,000円~10,000円
故人の友人、知人で法要後の食事出席の場合
10,000円~20,000円
②香典の表書き
御香典(おこうでん)、御霊前(ごれいぜん)、御香料(ごこうりょう)などと書きます。
神道(しんとう)は、玉串料(たまくしりょう)
キリスト教は、御花料(おはなりょう)と書きます。
種類について
さまざまな仏教行事が含まれる法事には、いくつかの種類があり、何回目の命日を迎えるかによって、法要の呼び方が変わってきます。
法事を行う時期(タイミング)やスケジュールを知っておくことで、計画的に故人の冥福(めいふく)を祈れるようになり、ご先祖(せんぞ)様(さま)を長く大切に想(おも)うことができるようになるのです。
忌日(きにち)法要(ほうよう)
仏教では、人が亡くなってからの49日間を「中陰(ちゅういん)」と言います。
中陰の間は、死者の魂が成仏せずにさまよっていると考えられており、故人のために追善(ついぜん)供養(くよう)を行います。
49日の忌(き)明(あ)けを迎(むか)え、死者が無事に成仏(じょうぶつ)したことを「満中陰(まんちゅういん)」と呼びます。
忌日(きにち)法要(ほうよう)は、故人の命日から7日ごとに行われる法要で、以下の8つが含まれます。
1初七日(7日目)
2二七日(14日目)
3三七日(21日目)
4四七日(28日目)
5五七日(35日目)
6六七日(42日目)
7七七日(49日目)・満中(まんちゅう)陰(いん)
8百カ日(100日目)・卒哭忌(そつこくき)
忌日法要について
①初七日(しょなのか・しょなぬか)
初七日は、故人の命日から7日目に行われる法要です。
この日は故人が三途の川に到着する時期だとされており、穏やかな流れになっている川を渡れるように、僧侶や親族、故人にゆかりのある人たちで祈ります。
初七日法要では、参加者たちが故人の写真や位牌を見ながら、僧侶の読経のもとでお焼香をしていきます。
②二七日(ふたなのか)
ニ七日は、故人の命日から14日目に行われる法要です。
ニ七日では、故人が生前に行った盗みの罪について審判されると言われています。
ニ七日法要で少しでも故人の罪を軽減できるように祈ることで、現世から故人へ善を送ることができるとされています。
それによって、今後故人の魂がより良い世界へ旅立てるようになることが期待できるのです。
ニ七日法要で故人にお供え物をする場合、食料品や消耗品といった、形に残らないものを備えるのが良いとされています。
これは、不祝儀が長く残らないようにという気持ちを現わすことになり、線香やろうそく、果物やお菓子がよく選ばれます。
③三七日(みなのか)
三七日は、故人の命日から21日目に行われる法要です。これまでの法要では、僧侶や親族以外に、故人にゆかりのある人も自宅に招いて執り行うケースが多くなっています。
しかし、三七日法要は、基本的には僧侶と親族のみで執り行うことが多くなり、法要の規模はかなり小さくなります。
④四七日(よなぬか・ししちにち)
四七日は、故人の命日から28日目に行われる法要です。
この法要も三七日法要と同様に、親族だけで執り行われることがほとんどで、家庭によっては四七日法要は省略するところもあります。
四七日は、冥界の4番目の王である普賢菩薩によって、言葉による罪について裁きを受けるとされています。
遺族は、故人に喜んでもらうために、どのような行動をすれば良いかを考えながら、故人の冥福を祈るようになります。
⑤五七日(いつなのか)
五七日は、故人の命日から35日目に行われる法要です。
近親者と僧侶のみで読経を行い故人の冥福を祈るのは、これまでの法要と同様です。
五七日では5番目の王である地蔵菩薩から審判を受ける際に、生前に犯した罪の全てが映し出されるとされており、故人にとっては辛い場面になります。
しかし、それと同時に現世の人たちが供養してくれている姿も映し出されるため、それを見た故人は嬉しい気持ちで成仏することができると言われています。
⑥六七日(むなのか・むなぬか)
六七日は、故人の命日から42日目に行われる法要です。
これまでの裁きと同様に、六七日では6番目の王である弥勒菩薩(みろくぼさつ)から過去の罪に関して裁きを受けるとされています。
裁きを受けながらも、弥勒菩薩様が、生まれ変わった世界で正しく修行を積むように伝えてくれると言われています。
⑦七七日(しちしちにち・なななぬか)
七七日は、故人の命日から49日目に行われる法要です。
忌明け(きあけ)とも呼ばれ、遺族が故人の冥福を祈り喪に服す期間を終えることをいいます。
これは四十九日とも呼ばれており、法要の中では最も知られている行事になっています。
四十九日では、これまで受けた裁きの結果をもとに、来世でどのような世界に行くかが決まる、重要な日になります。
ここでは、僧侶や親族だけでなく、故人と生前関わりがあった人たちも集まって、一緒に冥福を祈ります。
また、これまで使用されていた白木位牌は、菩提寺に納められ、新たに本位牌が仏壇に置かれるようになり、それと同時にお墓に納骨も済ませます。
⑧百カ日(ひゃっかにち)
百カ日は、故人の命日から100日目に行われる法要です。
卒哭忌(そっこくき)とも呼ばれ、故人が亡くなって3か月以上経つので、泣いて悲しむのを卒業するという意味があります。
四十九日で忌明けとする家庭がほとんどであるため、百カ日法要についてよく知らないという人は多いです。
この法要は別名「卒哭忌(そっこくき)」とも呼ばれており、遺族が故人を亡くした悲しみから解放される日だとされています。
四十九日法要のように、多くの参列者を集めて読経してもらうわけではなく、親族と僧侶のみで執り行うのが一般的です。
年忌法要とは
定められた年の命日に行う追善供養のことです。
亡くなって1年目を「一周忌」、2年目を「三回忌」、その後、七回忌(6年目)、十三回忌(12年目)、十七回忌(16年目)と、3と7の年度に行います。三十三回忌を「年忌明け」といって弔い上げになるのが一般的です。
①一周忌
故人が亡くなってから1年が経った日に行われる法要です。
②三回忌
故人を亡くしてから2年後の命日に行う法要です。
③七回忌
故人を亡くしてから、6年が経過した日に行われる法要になります。
一周忌や三回忌よりも規模が小さい法要になるケースが多い
七回忌の7という数字は、仏教では大切な数字であるとされており、人間の迷いの姿である「六道」の世界を超えたことや、お釈迦様が誕生した直後に7歩歩いたといったことも由来の1つとなっています
④十三回忌
故人を亡くしてから、12年が経過した日に行われる法要になります。
ほとんどの家庭が家族だけで法要を執り行っています。
⑤十七回忌
故人を亡くしてから、16年が経過した日に行われる法要になります。
ほとんどの家庭が家族だけで法要を執り行っています。
⑥二十三回忌
故人を亡くしてから、22年が経過した日に行われる法要になります。
⑦二十七回忌
故人を亡くしてから、26年が経過した日に行われる法要になります。
二十七回忌を執り行わない家庭も多いです。
⑧三十三回忌
故人を亡くしてから、32年が経過した日に行われる法要になります。
地域の慣例やお寺の宗派によって違いがありますが、故人のことを知っている親族も少なくなってきます。
そのため、区切りとなる三十三回忌をもって弔い上げとし、以後の年忌供養は執り行わないようになるのです。
⑨三十七回忌
故人を亡くしてから、36年が経過した日に行われる法要になります。
⑩四十三回忌
故人を亡くしてから、42年が経過した日に行われる法要になります。
⑪四十七回忌
故人を亡くしてから、46年が経過した日に行われる法要になります。
四十七回忌だからといって特別な準備をする必要はありません。
⑫五十回忌
49年が経過した日に行われる法要になります。
正式には五十回忌をもって弔い上げとされるため、故人は生前にどのような罪を犯していたとしても、それらが許されて極楽浄土へ旅立つことができると言われています。
⑬百回忌
故人を亡くしてから、99年が経過した日に行われる法要になります。
亡くなってから99年経過しているため、先祖代々語り継がれている家庭でない限り、故人について認識している人は少ないでしょう。
多くの宗派では三十三回忌や五十回忌をもって弔い上げとされているため、百回忌を執り行わないところもあります。
法事の服装マナー・平服と喪服の場合について
お葬式は喪服と決まっていますが、法事って何を着ればいいか悩みますよね。
法事の種類や参列する立場などによっても服装マナーが異なります。
①四十九日
遺族や親族は喪服を着用します。出席者についても、四十九日は葬式同様に喪服を着用するのが好ましいです。
②百箇日
服装は四十九日と同様に喪服が好ましいですが、近親者のみで行う場合は簡略にして平服でもいいでしょう。
③一回忌~三回忌
遺族や親族は喪服を着用します。
④七回忌~三十三回忌
命日から節目になる年ごとに遺族や親族のみで法要を行います。
喪服から簡略化され平服でいいとされます。
「喪服」で法事に出席するときのマナーについて
喪服とはその名の通り「喪に服す」という意味を持ち「故人を偲ぶ」というメッセージがあります。
黒い服に身を包むことで「死の悲しみに寄り添い身を慎みます」ということから
三回忌までは遺族や親族、出席者である友人知人も喪服を着用するのがマナーです。
喪服の種類
「喪服」といっても格式があり、以下の3種類に区分されます。
①正喪服
最も格式の高い喪服です。
喪主や親族など葬儀の主催側が着用します。
和装やモーニングを持っている人は少なくなってきていることや葬儀の簡略化も進み、正喪服を着用している人は少なくなってきています。
最近では、喪主や親族など招く立場の方も、準喪服を着るのが一般的です。
②準喪服
最も一般的な「喪服」とは準喪服のことです。
男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマルとも呼ばれます。
四十九日や1回忌~3回忌までの法事に参加する全員が準喪服を着るのが一般的です
③略喪服
準喪服より格が下がる略礼服とは「平服」のことです。
「平服でお越しください」と案内がある場合は、略喪服を着用しましょう。
男性の喪服の素材・色・形
①喪服
ブラックスーツ(ブラックフォーマル)が好ましい。生地は黒で光沢素材でないもの。
上着はシングル・ダブルどちらでも構いませんが、パンツは裾がシングルのものを着用します。
②ワイシャツ
白無地のレギュラーカラー。色柄物やボタンダウンのシャツは避けましょう。
③ネクタイ
黒無地で、光沢素材でないもの。
結ぶ際は、お悔やみの場でのマナーとしてくぼみ(ディンプル)を作らないこと。
④ベルト
黒無地でシンプルなデザインのもの。
大きく目立つバックルやクロコやヘビ柄などのデザインはNGです。
⑤靴
黒の革靴。原則、紐で結ぶタイプのものでないといけません。
エナメルやスエード素材はNG。金具なしのシンプルなものが好ましい。
⑥靴下
黒の無地。白や柄物は避けましょう。
⑦バッグ
男性は荷物をポケットに入れてバッグは持たずに手ぶらが一般的です。
バッグを持つ場合は、黒で金具など装飾のないシンプルなデザインのものにしましょう。
女性の喪服の素材・色・形
①喪服
ブラックフォーマルが好ましい。
ワンピースやアンサンブル、パンツのスタイルが基本です。
露出の高いデザインは避け、トップスの袖丈は長袖から5分袖、スカート丈は膝からふくらはぎ丈が上品に見えます。
②アクセサリー
ネックレスやイヤリングは真珠が定番。
連が重なるものは「不幸が重なる」とされるため控える方がいます。
③バッグ
黒の布製が基本で、光沢や飾りのないシンプルなものが好ましい。
数珠や袱紗が入る大きさが良い。荷物の多い場合は、黒のサブバックを持ちましょう。
④手袋
ネイルをしている方向けや、露出を控えるためのアイテムとして有効。
お焼香の際は外しましょう。
⑤ストッキング
黒の薄手のストッキングが正式。
30デニール以下が基本になります。
厚手、柄物、網タイツなど華美なものはNGです。
⑥パンプス
シンプルな黒のパンプスで、素材は布または革が好ましい。
高いヒールのものやエナメル素材、素足の見えるミュールやサンダルはNGです。
「平服」で法事に出席するときのマナーについて
七回忌以降は平服で法要を行うのが一般的です。
①平服とは普段着ではない
「平服」って言葉、なかなか聞きなれないですよね。
平服を辞書で引くと「日常の衣服、普段着」という意味です。
しかし、法事の場にいつもと同じ格好で出席すると恥ずかしい思いをすることになりますので注意しましょう。
「平服でお越しください」とは、「堅苦しくなく、かしこまった場で着用しても恥ずかしくない服装」のことを指します。
つまり平服とは「略礼装」のことです。
平服と言われたからといって、Tシャツにジーンズのようなラフな格好など「カジュアルでOK」と思ったら大きな勘違いになるので、気をつけてくださいね。
②<男女別>平服の着こなし
黒・紺・グレーなどの地味な色の無地の服装を選ぶのがポイントです。
男性はスーツ、女性はワンピースやセットアップの着用がマナーになります。
③男性の場合
・スーツ
黒・紺・グレーなど地味な色のダークスーツを着用しましょう。
柄はできれば無地がいいですが、織柄や薄っすらとしたストライプまでならOK。
・ワイシャツ
白無地のレギュラーカラー。色柄物やボタンダウンのシャツは避けましょう。
・ネクタイ
黒を選ぶのが無難。
スーツ同様に地味な色や柄であれば問題ありません。
結ぶ際は、お悔やみの場でのマナーとしてくぼみ(ディンプル)を作らないこと。
・ベルト
黒無地でシンプルなデザインのもの。
大きく目立つバックルやクロコやヘビ柄などのデザインはNGです。
・靴
黒の革靴。原則、紐で結ぶタイプのものでないといけません。
エナメルやスエード素材はNG。金具なしのシンプルなものが好ましい。
・靴下
黒の無地。白や柄物は避けましょう。
④女性の場合
ワンピース・セットアップスーツ
黒・紺・グレーなど地味な色のワンピースやセットアップスーツ、アンサンブルが基本。
露出の高いデザインは避け、スカート丈は膝からふくらはぎ丈が上品に見えます。
小さいお子様がいる方や料理の配膳など動き回る場合は、パンツスタイルでもOK。
中に着るトップスもダークカラーで統一してください。白など明るい色はNGです。
・アクセサリー
ネックレスやイヤリングは真珠が定番。
連が重なるものや大きいものは派手な印象になるため控えましょう。
・バッグ
黒の布製が基本で、光沢や飾りのないシンプルなものが好ましい。
数珠や袱紗が入る大きさが良い。荷物の多い場合は、黒のサブバックを持ちましょう。
・ストッキング
黒の薄手のストッキングが正式。30デニール以下が基本になります。
ベージュ、厚手、柄物、網タイツなどは控えましょう。
・パンプス
シンプルな黒のパンプスで、素材は布または革が好ましい。
高いヒールのものやエナメル素材、素足の見えるミュールやサンダルはNGです。
⑤子供の場合
幼稚園児や学生の場合は、学校の制服を着用しましょう。
学校によっては、「制服の色が明るい」「パンツやスカートがチェック柄」など黒以外の場合もありますが、学生服が正装とされているので問題ありません。
子供の場合は、地味な色合いのシンプルなデザインの服を選んでください。
白シャツに黒やグレーのズボンやスカートでまとめると好ましいです。
キャラクターなどの絵柄が入っているものはNG。
乳幼児もできるだけ飾りのない地味な服を着せるようにしましょう。
納骨式のお供え物には何がいいですか?
お花以外のお供え物としては、果物やお菓子などをお供えすることが多いです。
納骨式に出席する場合は、お供え物を持参するのがマナーです。お供え物はお花以外でももちろん大丈夫ですが、お供えするものはだいたい決まっているので、あまり変わったものをお供えするのは良くありません。お供え物の代わりや、お供え物と一緒にお供え物料としてお金を渡すことも多くなっています。
お供え物の例として一般的なのは、お花や果物、お菓子です。果物を贈る場合は、故人の好きだった果物をお供えします。お菓子は、納骨式の後に、参列者で分けて持ち帰ることが出来るように、個別包装になった和菓子や焼き菓子などにするのがよいでしょう。生ものは殺生を連想させるのでよくありません。多くの人がお供え物を持参して、たくさんの数になる可能性がありますので、日持ちのするものにしたほうがよいとされます。日本酒やビールなどをお供え物とする場合もありますが、お墓によってはお酒は禁止の場合もあるので、事前にお酒の御供は大丈夫か、聞いておくと安心です。
お供え物料を渡すことも多い
お供え物として、品物を渡す場合もありますが、最近ではお供え物料としてお金を渡すことも多くなりました。お供え物料の金額としては5,000円~10,000円が相場で、納骨式の後に会食をいただく場合は、それに5,000円程度上乗せしてお渡しします。お供え物料と一緒に、お菓子などのお供え物を渡すこともあります。お供え物料ののし袋は、四十九日までは白黒の結びきり、四十九日より後は黄白か双銀の結びきりののし袋を使います。いずれも水引はプリントしたものでかまいません。表書きはお供物料とするのが無難です。
のしの書き方・粗品の書き方
お寺に払うお金
法要などの際に、その都度お寺にはお金を払いますが、お布施という言葉を使う場合もあれば、冥加金と呼ばれることもあります。また、お寺によってはすべてお布施と呼んで冥加金という言葉を使わないこともあるでしょう。お布施と冥加金にはどのような違いがあるのでしょうか。
冥加金とは
冥加金の冥加とは、神仏から受ける加護や恵みのことを指す言葉です。私たちが知らず知らずのうちに神仏から受けているこうした恩恵、すなわち冥加に対して支払うお金が冥加金と言います。実際には、そうした恩恵が受けられるのもお寺があってのことですから、お寺を存続するためのお金として求められることも多いです。納骨や永代供養料としてお寺に支払う場合に冥加金と書いたり、また、お寺によっては冥加金として金額を指定して請求することもあります。
お布施とは
お布施は、法要などの際にその都度僧侶に渡すのが一般的ですので、僧侶に対してのお礼と思われがちですが、本来は僧侶を通じて仏様へお供えするお金です。あくまでお供えですから、その金額に決まりはなく、お寺によってはお気持ちで結構です、と言われることもありますから、金額を聞きたい場合は「皆さんおいくらくらいお包みしていますか?」などと聞いてみるのがよいでしょう。法要によって一般的な相場というのはありますが、地域や家庭によって金額は異なりますので、年配の詳しい人に相談する。
冥加金とお布施は違う?
冥加金とお布施は、厳密には違った意味を持つお金ですが、いずれも法要などの際に僧侶に渡すもので、お寺の維持などに使われるという点では大きな違いはありません。お布施は金額が決まっていないので、自分で考えて包むことになりますが、冥加金は金額が指定される場合もあり、その点は違うところと言えるでしょう。
コラム・開眼供養の歴史
①日本で最初、かつ最大の開眼供養は、東大寺の大仏の完成の際です。
最後に大きな筆でダルマのように、大仏に「目」を入れた(開眼)のが、スタートです。
天平勝宝4年(752年)の東大寺大仏の開眼供養を1つの契機として、さまざまな仏教儀式がセレモニー化されていきました。
東大寺大仏の開眼供養は、聖武天皇によって開催され、天竺から唐を経て日本に来た菩提遷那(ぼだいせんな)が大仏の眼を入れました。
「僧侶」「住職」「和尚さん」「お坊さん」の違い
お経をあげてくれる方を皆さんは、なんとおよびしていますか。
「僧侶」とは、出家して仏門に入って修行を積むことはもちろん、定められた厳しい戒律(かいりつ)を守らなければなりません。
お坊さんは、僧侶を目指していて、親しみを込めた呼び方になります。
「和尚さん」とは、修行を積んで1人前と認められ、教えを説く僧侶を指します。
和尚さんと読む方方が多いと思いますが、宗派によって読み方も異なります。
禅宗、浄土宗は「おしょう」と読みますが、真言宗なのでは、「わじょう」、天台宗では「おしょう」や「かしょう」と呼びます。
「住職」とは、自分のお寺に住み込んで、管理や維持運営なども行う僧侶をさします。
1つの寺に住職は1人であるとゆう事です。
そのほかの方は、副住職又は僧侶と呼びます。
執筆者:株式会社西鶴 代表取締役 山本一郎
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