公開日:2020年01月01日
更新日:2024年01月18日
弔辞やお別れの言葉を依頼された際の注意点・マナーについて教えて下さい。
弔辞を依頼された際は、基本的に断らず快く引き受けるのがマナーです。原稿を見ながら読んでも構いませんので、遺族の思いに応えるようにしましょう。
弔辞は故人の死を悼む気持ちを表す言葉です。遺族の希望により、故人と親しかった方が代表して永遠の別れを惜しむ言葉を読み上げることが多いでしょう。
形式的な言葉より、故人の人柄や生前の思い出を自分なりの言葉でまとめます。
弔辞のマナー
弔辞は一人だけが読むとは限らず、一般的な葬儀では2~3人が読むことが多いです。他の人と弔辞の内容が重ならないよう、依頼されたときに他に読む人がいるか確認しておきます。自分以外に弔辞を読む人がいる場合は、故人との関係性を聞くようにすると内容が重ならずに済むでしょう。
弔辞の文章構成
弔辞の構成はほぼ決まっているため、順序よく仕上げていきます。文字量にしておよそ800~1000文字を目安に、ゆっくり読んで3分程度の内容にまとめます。
書式は文章をまとめ巻紙に薄墨の毛筆でしたため、奉書紙に包むのが正式な作法です。社葬のような形式的な葬儀以外なら、便箋にペンで記し、白い封筒に入れるても問題ありません。
弔辞の書き方
冒頭は巻紙の右端から5cm~10cm程度の余白を取り、書きはじめます。最初に題名として「弔辞」と書き順番に、はじめの言葉・故人との関係や思い出・ご遺族・ご親族へのお悔やみの言葉・故人への語りかけ・結びとなります。
最後は改行してから少し下げた位置に本文よりも少し小さい文字で日付と名前を書きます。
弔辞は最終的に遺族の手に渡るので誤字脱字のないよう、楷書で丁寧に書くことが大切です。また、弔辞を書く時は宗教に合わせた言葉を使うことも重要なので、事前に確認しておきましょう。
忌み言葉は避ける
弔辞でも不幸を連想させる言葉や死といった直接的な言葉には触れず、忌み言葉は避けるのがマナーです。
弔辞を読む際の注意点
- 司会者に呼ばれたら霊前に進み、僧侶・ご遺族に一礼し、その後で遺影に向かって一礼
- 司会者から紹介されたら故人との関係を簡潔に説明
- 弔辞を広げ両手で持ち、故人に語りかけるように心を込めて静かに読みすすめる。早口や棒読みにならないようにある程度感情を込めて。
- 読み終わったらもと通りたたみ表書きを霊前に向けて壇上に置く
- 遺影に一礼、僧侶・遺族に一礼し、席に戻る
弔辞はあくまでも遺族の慰めに読まれるので、感傷的になりすぎず節度を持った表現で、堅苦しくならないよう語りかける感じで読みましょう。
まとめ
上記に記したマナーを守り、気持ちを込めて言葉にすることで、ご遺族や参列者にとっても心に残る葬儀となるでしょう。
- むずかしいお墓の事を丁寧にご説明いたします。
故人と遺族の思いを大切にしたご提案ができます。 -
大阪に5つ、大分に1つの霊園を運営しています。
ご自宅近くの霊園を、ぜひ一度ご見学ください。-
京阪牧野駅から徒歩6分
-
JR学研都市線津田駅から車で3分
-
大阪・京都・奈良の県境にある
(京阪奈墓地公園内)
-
泉北高速鉄道光明池駅から車で10分
-
京阪牧野駅から徒歩6分
-
日吉原レジャープールそば
-