公開日:2019年07月01日
更新日:2024年01月18日
弔い上げとは何ですか?いつ頃行いますか?
弔い上げとは、33回忌などで年忌法要を終わることをいいます。
弔い上げとは
人が亡くなると、葬儀や告別式、初七日、四十九日なと、いくつもの法要を行い、一周忌、三回忌、七回忌など、決まったサイクルで年忌法要を行います。
弔い上げとは、この年忌法要を終わることで、それ以降は年忌法要を行いません。弔い上げ後は、寺院に永代供養をお願いすることが多く、ひとりひとりの故人としてというよりも、ご先祖様として手を合わせることになります。
弔い上げはいつ?
いつ弔い上げをするかは決まっていませんが、一般的には33回忌や50回忌などで弔い上げを行うことが多くなっています。これは、亡くなって33年もたつと、供養を行う子どもなどの肉親も高齢になってきており、年忌法要を続けるのが難しくなるという背景もあります。
また、必ずしも33回忌や50回忌といった節目の年で行う必要はなく、その間にも供養が困難になりそうであれば、弔い上げをして構いません。
仏教ではどんな罪を犯した人でも33年後には許されて極楽へ行けるという教えがあり、それもそのくらいで弔い上げを行う由来とされています。
弔い上げの方法
弔い上げとしては、近親者を呼んで法要を行います。また、位牌を先祖代々のものに移し替えることになります。それまでは戒名を刻んだ位牌があったのですが、そうしてまとめることで故人の位牌からは魂が抜けてしまうので、お寺でお焚き上げなどをしてもらい、処分するようにします。
法要には香典を持参しますが、相場は身内の場合は3万~5万円程度です。弔い上げの法要は、盛大に行う場合もあり、場合によっては平服ではなく喪服で参列する場合もあります。どのような法要を行い、どんな服装で出席するかは、地域などによっても異なりますので、その都度聞いてみるのがよいでしょう。
まとめ
弔い上げとは、年忌法要を最後にすることを言います。供養を行う親族も、33回忌のあたりで高齢になって法要を続けることが困難になることもあり、だいたい33回忌くらいで弔い上げをすることが多いのですが、時期についても決まりがあるわけではありません。
遠方で供養が困難だったり、健康面で難しいとの理由でもっと早くに弔い上げをすることもありますが、きちんと最後の弔い上げをすることでしっかり供養が出来ているといえるでしょう。
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