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過去帳とは?またその種類と記入方法は?

過去帳とは、亡くなった人の俗名や戒名、享年、死亡年月日などを記載していく系譜です。

過去帳は仏壇に保管しておく家族の系譜で、お寺に依頼して書いてもらう場合もあります

過去帳とは、亡くなった人の俗名や戒名、享年、死亡年月日などを記載していく系譜で、通常は仏壇に保管しておきます。月命日には、その人の欄を開いて見台に飾るのが一般的です。俗名や戒名を記入して仏壇に飾るという点では位牌と同じですが、位牌のようにそこに魂が宿っているという扱いではなく、あくまで家族の記録を記載したものになります。すでに仏壇がある場合は、家族が亡くなると位牌のみを作って同じ仏壇に複数の位牌を置くことになりますが、位牌が多くなりすぎると、33回忌などを機に過去帳に記入し、位牌はお焚き上げをすることもあります。

 

過去帳の種類

過去帳には、いろいろな種類がありますが、どの種類がよいということはありません。装丁で分けると、錦金襴のものと黒檀や紫檀を使った木表紙の2種類があります。錦金襴のほうが華やかですが、代々受け継ぐという点では木表紙のほうが丈夫で長持ちします。中身にも種類があり、亡くなった順番に1ページ目から書いていくものと、亡くなった日付のページに書いていくものがあります。このタイプは、ページごとに日付が書かれており、亡くなった日付のページにその人の戒名などの情報を書いていくものです。1人の情報には4行くらい使うのですが、1ページには12行ほどありますので、偶然にも月命日が同じ人がいても大丈夫です。このタイプは、毎日ページをめくることによって、「今日はこの人の命日だ」ということがわかるようになっています。

 

過去帳の記入方法

過去帳に書く内容は、亡くなった人の俗名や戒名、享年、死亡年月日で、基本的にはどこの宗派でも同じような感じですが、細かい違いがある場合もあるので、お寺や親族に相談するほうがよいかもしれません。代々残るものですし、普通の人はあまり書きなれていないということもあって、お寺に依頼して書いてもらうこともよくあります。もちろん家族が記入しても構いませんが、長く文字が残るように、毛筆と墨で書くことをおすすめします。

 

まとめ

過去帳とは、亡くなった人の俗名や戒名、享年などを記入していく家族の系譜です。記入する際は、自分で書いても構いませんし、よくわからないという場合はお寺にお願いするとよいでしょう。

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