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コラム

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お墓の引越しトラブル

移転・改葬のよくあるトラブル

お墓の引越しではトラブルが発生することがあります。
そのほとんどのケースは、いわゆる悪徳業者を選んでしまった場合に起こるものです。
しかし、注意すれば回避することができます。

その注意点は以下の3つです。

 

詳しく説明させていただきます。

 

  1. 費用が原因でトラブルが発生する場合
  2. 墓石の処分に関してトラブルが発生する場合
  3. その他のトラブル

1.費用が原因でトラブルが発生する場合

①初期段階で50万円以上の金額を提示

問合せをした際に、すぐにお金の話をしてくる業者は注意が必要です。特に50万円以上の金額をすぐに提示された場合は非常に危険です。
理由は引越し元と引越し先のお墓の状況を確かめもせずに、正確な見積もりをすることができないからです。

 

②提示金額を大幅に変更してくる

以下はよくあるケースです。

■最初に問合せをした時

かなり高い金額(50万円以上)を告げられる。その時点では契約は成立しなかった。

■2回目以降のコンタクトを取ったとき

最初のやりとりで契約が成立しなかったため、金額を10~20万円以上も下げてきた。
これは業者が、きちんとした価格体系を持っていない証拠です。

 

③あとから費用を追加してくる業者

契約が成立して施工・工事が進んでから、あるいは移転が終了してから、「予定よりも費用がかかったため」と称して追加の費用を要求する業者もいます。
予想外のことが発生する可能性はもちろんゼロではありません。しかし、その場合はその段階で報告をするほうが誠実でしょう。
この手の業者は、見積もりの段階で詳細を説明しようとしない傾向があるといわれています。

見積もりが発行されたら、その内容は速やかにしっかりと確認したほうがよいでしょう。
何にいくらかかっているのか、細かく記載した見積もりを発行する業者を選んだほうが安心できます。

※弊社では、原則としてお墓の状況をよく確認させていただいてから、お見積もりをさせて頂きます。

2.墓石の処分に関してトラブルが発生する場合

古い墓石は、産業廃棄物として扱われるため、処分するときは法の定めに従わないといけません。
しかし、悪質な業者の場合はお墓を解体して遺骨が移動してから、残った穴の中に墓石をそのまま埋めてしまったり、墓地や霊園が山の上にあるときは山の中に捨ててしまったりすることがあり、実際に摘発されて刑事処分を受けたケースもあります。

※これはあくまでも業者の判断によるものですから、お客様が罪を問われることはありません。こうした業者は、正式な改葬許可証を取らずに遺骨を移す(これも違法です)など、全体的にずさんなやり方が目立つことが多いです。
墓石をどこに廃棄しているのか、質問したら正確に教えてくれる業者を選ぶべきでしょう。

3.その他のトラブル

ごくまれに起こるトラブルとしては、次のようなものが報告されています。

 

  • 間違えて違うお墓を解体してしまう
  • 元のお寺が、出ていくことに難色を示す

 

ただし、めったに起こることではないため、特に心配をする必要はありません。