千年オリーブの森

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終活・準備(生前にしておく事と準備)

 

子供がいない・子供が遠くに行った、
親族にも頼りたくない・娘しかいない・パートナーとの安心終活の仕方と手続き

「終活」という言葉を最近よく耳にします。

皆さんは、自分が死んだ後の事を、どの程度考えていますか。

長い人生で培ってきた様々なもの、ことの始末。

子供たちが何とかしてくれればいいが、世の中、そんな人ばかりとは限りません。

生涯独身を通してきた人、子供のいない夫婦、大切なパートナー、伴侶が先立てば「おひとり様」になる。

もちろん、子供がいたとしても、子供が仕事で遠くに行ってしまったり、「自分の事は自分で始末したい」と考える人もいます。

生前に家族と話をしていますか

死別を経験したおひとりさまに、生前夫婦、パートナーが亡くなった後の話をしましたかと聴くと、「あった」と答えた方はわずかでした。

一般的に、「不安はあるがまだ準備できていない」「誰に相談したらいいのかわからない」と言われる方が多いです。

「自分の事は自分で」と分かっていても、なかなか腰が上がらないのが現実です。

男性よりか、女性が長生きすると言われていますが、自分の事がわかり行動している時はいいですが、認知症になってからでは何もできません。

できるだけ早いうちに、備えが必要です。

おひとりさまに終活はできないのか

そんなことはありません。

工夫次第で自分が亡くなったあとの備えも十分可能です。

①まずは、緊急連絡先リストを作成してください。

死後の事も大切ですが、外出先で倒れ保険証を持っていても、緊急の連絡先は書いていません。救急隊員は困ってしまいます。

身分証に加え、緊急連絡先を書いた紙を持ち歩くことが大切です。

又、万一に備えつつ、自らの人間関係を再確認するのがリストを作成の大きな目的となります。

おひとり様であればこそ、自分の意思を託す相手は必要です。

緊急連絡先を作成することで、その候補者もよくわかってきます。

緊急連絡先候補者は、急な呼び出しでも駆けつけてくれる方がいいし、心強いと思います。

又緊急連絡先候補者には必ず、了承を得ることも大切な事です。

①緊急連絡先候補者リスト

「条件」

・すぐに連絡が取れる方

・遠くの方ではなく、すぐに駆けつけてくれる方

「どんな方を緊急連絡先候補がいいの」

・行政書士

・弁護士

・同棲しているパートナー

・兄弟姉妹

・親族

・仲のいい友達

・会社の同僚

・主婦友達

・近隣住民

・趣味の友達

・かかりつけの医師

・ケアマネージャー

・デイサービスの社員

・地域包括支援

・民生委員

・市役所の高齢福祉課

緊急連絡先リストの保管場所

私は、以前介護の仕事をしておりました。

その時に、一番困った事が利用者様が必要な書類がどこにあるのかがわからなかった時です。

大切なものだからと引き出しなどに入れてしまい、本人も分からなくなるケースがおおかったです。

又、利用者様が突然亡くなり、自宅の整理を手伝いに行った時、一番初めに見るのが冷蔵庫の中の物を処分するために見ます。

寝屋川市では、冷蔵庫の中に入れていても大丈夫な筒型の「命のカプセル」を販売しています。

又、財布などにも入る小型の緊急連絡先リストを入れるのも大切な事です。

①連絡先等は人目に付きやすい場所にはる

②命のカプセル等は冷蔵庫の中で保管する

③財布の中にも連絡先メモ入れる

葬儀・お墓は自分で手配

次に考えるべき事は、自分の葬儀と第二の家となる自分達が眠る場所(お墓・樹木葬)の事です。

自分の葬儀を出す準備を自分でするのは気が進まないかもしれませんが、これを決めておかないと周囲に迷惑がかかることもなりかねません。

「どんな人達が困るの」

①今住んでいるアパートやマンションの大家さん

②兄弟姉妹の子供や孫や親族

③亡くなった方のお骨の行き場を考える市町村の方

④同棲をしているパートナー

身寄りがない遺体はどうなるの

市が遺体を引き取って火葬し、合祀墓に埋葬します。

又、無縁仏となります。

遺品整理は、大家さんが負担することになります。

葬儀をしてほしい、お墓に入りたいと望む方は、生前に葬儀社、霊園などと契約を交わし、予算を自分で決め手配しておく必要があります。

又、身元保証になってくれる所を探すのもいいかもしれません。

身元保証と身元引受の違い

身元保証とは、入院の際や老人ホーム・介護施設等への入居の際に必要となる身元保証人を生涯にわたって引き受ける事を言います。

「あらかじめ預託金を預ける」

①入院の際には、入院時の保証金が必要になります。

 その為、身元保証預託金を預かります。

②死後の手続き預託金の保証金が必要になります。

内訳は、葬儀費用、納骨費用、遺品整理費用、老人ホーム・介護施設等の利用料の清算費用概算額、その他実費、予備費(死後の手続きの為の交通費、通信費、信託銀行からの払出手数料、振込手数料等に充当します)

葬儀費用

「一般的な費用相場」

約150万円から200万円

「火葬のみの直送の費用相場」

15万円から20万円

「家族葬(近親者)のみの費用相場」

35万円から70万円

お墓費用

「一般的なお墓」

相場は、100万から350万からあります。

・土地代(土地の大きさにもよる)

・墓石代(墓石の種類による)

・彫刻代(お花・好きな言葉等)

 

「千年オリーブの森の永代供養付樹木葬」

相場は60万からあります。

・土地代(永遠に使える権利代)

・墓石

・花筒代

・線香皿代

・名前を刻むプレート代

 

「他人と一緒になる合祀墓」

・相場は、10万からあります。

・他人と同じ場所で眠ります。

契約する際の注意点

「葬儀社と契約する際」

・契約した後でも、契約内容を見直しすることができるのかを確認する。

・途中で解約も可能かも聴く。

・支払方法は生前で全額なのか、手付金でいいのかを聴く。

・葬儀社の名前を緊急連絡先リスト候補者に伝えておく。

「お墓・樹木葬を購入する際」

・お墓の場所を決めたのち、いつまでに墓を建てないといけないのか。

・身分証明書はいるのか。

・支払いは、いつまでにしないといけないのか。

・何人まで樹木葬に入れるのか。

・管理費はかからないのか。

・亡くなった後、植栽、花や雑草等の掃除は誰がしてくれるのか。

・継承方式なのかそうでないのか。

・納骨後7年~13年たったら他人のお骨と一緒にされないか。

・籍が入っていない夫婦でも、一緒に眠れるのか

・LGBTQに対しての理解や対応が遅れていないのか

エンディングノート

「終活」ブーム以降、書き込み式のエンディングノートが書店にも並ぶようになりました。

どれだけ自分の意思や希望を書きつらねても、死後自分に代わって伝達、実行してくれる人がいなければもともこもありません。

自分の意思を託し、様々な死後の手続きをたのめる「特別な1人」をエンディングノートに書くことも大切です。

エンディングノートは、法的に効力がないので、注意してください。

あくまでも、メモ書き程度とお考え下さい。

 

任意後見制度とは自分が生きている間が対象です

これは、認知症などによって判断能力が低下した場合、財産管理や様々な手続きを代行いてもらう契約を特定の人と結ぶ制度です。

 

地域の自治体のサポート・支援

生前契約をされている方には、登録カードが発行され、市が定期的に安否確認の連絡を連絡を行います。

希望がある場合は、親族への死亡連絡やお墓の情報なども提供します。

住んでいる地域の市役所や自治体に電話で尋ねてみて下さい。

終活とは

自分の人生をよりよいものにするための準備と活動の事を言います。

 

ライフステージに対する準備

見守り契約「在宅」(行政書士作成)

・高齢者のひとり暮らしで体調急変が心配な場合等に備えたい契約。

・月に1回、こちらから電話をして安否確認し、体調の変化なども確認するのが見守り契約です。

・現在→病院→施設入居時必要

身元引受委託契約「施設」

・有料老人ホーム等の高齢者施設に入居する祭に必要な身元引受人を依頼する。

・親族に負担をかけたくない、頼める人がいないという時に役に立ちます。

・施設入居→死去までに必要

緊急医療への対応(行政書士作成)

・医療処置の判断が必要であるにもかかわらず、ご自身がその意思を表明できない場合、医療機関で 

 は医療処置にかんする同意書への署名を家族に求めます。

・家族がいない、あるいは遠方にいる場合、事前に誰に同意署名を依頼するのか決めておき、書面を

 作成しておくと安心です。

・現在→病気・入院→施設入居→認知症等→終末期→死去

財産管理等委任契約(行政書士作成)

・判断能力はあるが、高齢や病気のため外出が困難な場合等に、預金の入出金や生活費の支払、入院

 や介護関係の手続き等を代理で行ってもらう為の契約です。

・病気・入院→認知症

※施設の職員や家族であっても、金融機関窓口での預金の入出金等は原則できません。

任意後見契約(行政書士作成)

・将来、病気や事故等により判断能力が低下した場合に備えて、ご自身の財産管理や入院・介護関係

 者の手続等を代理で行ってもらう為の契約です。

・元気なうちに準備しておくことで、家族や親族への負担も軽減できます。

・認知症→死去

※施設に入居されている方でも、必要な契約です。

尊厳死宣言書(行政書士作成)

・病気「病気が治らない」・「末期」になった時に、延命治療を望まず、人として尊厳を保ちながら死を迎えたいと言う意思をお持ちの方が作成しておく書類です。

・終末期→死去

死後事務委任状契約(行政書士作成)

・ご自身が亡くなった後の事務手続きを、信頼できる人に依頼しておく ための契約です。

 具体的には「同棲しているパートナーへの連絡」「親族等への連絡」「葬儀」「納骨」「家財整理」「部家の明け渡し」「支払い」「供養」「年金受給の停止手続き」等があります。

・亡くなった後のサポートが「死後事務委任契約」のことです。

・死去→葬儀・納骨・家財整理・遺産相続迄

遺言書

・ご自身の死後、遺産を誰にどのように分配したいのか決めておく書面です。

・ご自身の意思を明確にし、相続争いを未然に防止できる重要な書類です。

・財産目録等の作成は別途かかり、時間もかかります。

・遺産相続後の話です。

※取引銀行でも作成してくれます。

相続手続

・遺言書がない場合、戸籍による相続人の特定、相続財産の把握、遺産分割協議(財産分けの話し合い)が必要になります。

・遺産相続後の話です。

まとめ「安心して旅立つ6大準備」

準備 内容

緊急先候補者リスト作成(行政書士作成)

事前に承諾をとりリスト作成。

目立つところに置く。

持ち歩きようも作成する。

延命治療についての意思表示(行政書士作成)

倒れた時の際に延命治療を望むかどうか決めその意思を書く。
資産管理と葬式、お墓の手配(行政書士作成)

財産目録作成。

希望の葬儀、納骨場所やお墓を契約をしておく。

意思を託す方を選択

緊急連絡先リストから選び、弁護士や司法書士と契約を結ぶ。
遺贈寄付を希望するなら遺言書(弁護士)

公益法人等に財産を寄付した場合は、相続人に相続を渡したうえで寄付する旨を書いた遺言状を作成する。

又、ペットなどを飼っている場合は、遺言状に里親を記し、「負担付遺贈」を行ってください。

一人で死ぬための備え

最後まで在宅で過ごしたい方は、訪問診療と訪問看護の事業所を行っている医療法人や訪問看護ステーションと契約してください。

看取りまで面倒を見てくれます。

 

 

最期に・・・・

ご自身にとってどのような準備が必要なのか、専門家や金融機関に相談の上終活に取り組んでください。

 

高齢者の3つの不安(3K

高齢夫婦の世帯や一人暮らしの高齢の方、子供はいるが遠くで暮らしている・仕事で出張が多い、

子供や親族は近くに住んでいるが、頼りたくないと不安に感じておられる方は年々増加しています。

特に、一人暮らしの方は、下記のようなお悩みをお持ちです。

 

1・健康

  ・もしも身体が不自由になったらこの家で暮らせるのか?

  ・もしも認知症になったらこの家で暮らせるのか?

  ・ヘルパーさんがいない時の生活を誰がサポートしてくれるのか?

  ・体調が急変したら、誰が助けてくれるのか?

  ・もし、体調が急変したり、急に倒れた急死するようなことがあったら、誰が見つけてくれるの 

   か?

2・経済

  ・介護費、医療費で老後資金は不足しないか

  ・お金の管理は誰が・・・

3・孤独

  ・配偶者との死別と孤独・・・・

  ・一人っきりの時に倒れたら・・・

  いかに生きるかが焦点となっている。

 

LGBTQ当事者の声

1・パートナーの葬儀に呼んでもらえなかった

2・葬儀で家族席に座れず、友人のふりををさせられた

3・お坊さんに差別的な発言をされた

4・通常男女で分かれている戒名に違和感を感じる

5・同じ樹木葬に入りたいのに散骨しかないのか

6・パートナーと一緒に入れる樹木葬・お墓がどこにあるのか分からない。

7・葬送業界は、社会の中でもLGBTQに対しての理解や対応が遅れていて温かい対応をしてもらえるとは思えない。

8・エンディングに関わる事業者からパートナーが差別的な扱いを受けないか心配

9・LGBTQに理解のある事業者がどこにあるのか情報が全くて困っている。

10・お葬式やお墓・樹木葬だって愛するパートナーと望むものを利用したい。

11・遺骨をもらえなかった。

当事者の声を、プロジェクト代表の石原千晶様からお聞きしました。

 

法律

親族でないと、葬式ができないというわけではありません。

法律でも、決まりがありません。

法ではなく「理解と正しい知識」が大切だと石原様に教わりました。

 

執筆者:株式会社西鶴 代表取締役 山本一郎

むずかしいお墓の事を丁寧にご説明いたします。
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大阪に5つ、大分に1つの霊園を運営しています。
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