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一期一会、四苦八苦など、よく使われる日常の中の仏教用語3~四字熟語~

一期一会、四苦八苦など、よく使われる日常用語にも仏教を由来とするものは多いです。

日常の中の仏教用語

私たちが普段使っている日常用語の中には、仏教の用語を由来としている言葉がたくさんあります。仏教は古くから日本に根差しているため、それが仏教用語だということも知らないほど、私たちにとっては自然に使われているのです。ここでは、日常生活の中で使われている仏教由来の四字熟語をご紹介します。

 

一期一会

一期一会は、茶道を完成させた千利休の言葉として知られています。人生において一度きりの出会いであり、大切な機会であるということですが、実はこの言葉も仏教に由来しています。一期は仏教用語で人が生まれてから死ぬまでの一生のことを指す言葉であり、一定の修業期間を指して使うこともあります。

 

四苦八苦

四苦八苦の「苦」とは、苦しみという意味ではありますが、仏教における「思い通りにならない」苦しみを表しています。「生苦・老苦・病苦・死苦」の四苦と、それに「愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦」を加えた八苦を重ねて四苦八苦といいます。

 

自業自得

自業自得とは、自分が行ったことが巡り巡って自分に返ってくるということで、基本的に悪いことに使われるものです。これは仏教の考え方であり、「カルマ」、「業」のことでもあります。

 

他力本願

現在では、自分では努力をせずに他人の力をあてにするといった意味で使われることの多いです。しかし、本来の仏教の考え方では他力とは仏の力のことであり、これは仏の力によって救済されるということを意味しており、悪い意味の言葉ではありません。

 

唯我独尊

お釈迦様は生まれた直後に7歩歩き、右手で天を、左手で地を指して「天上天下唯我独尊」と言ったと伝えられています。これは、天下のすべての人が唯一の尊い存在である」ということです。今では傲慢な意味合いで使われることの多い言葉ですが、もともとの仏教的な由来では、平等を意味するお釈迦様の言葉でした。

 

まとめ

現在私たちが普通に使っている四字熟語にも、仏教を由来とする言葉がたくさんあります。中には、もともとも由来とはかなり違った意味合いで使われているものもあるので、本来の意味を知るのは興味深いことです。それだけ日本でも古くから仏教が広まっており、その用語が生活の中に浸透しているということでしょう。

 

執筆者:株式会社西鶴 代表取締役 山本一郎

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