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2020年は閏年(うるうどし)。閏年にはお墓を建ててはいけない、車も買わないって本当?

閏年にお墓を建ててはいけないという言い伝えはありますが、縁起が悪いわけではありません。

閏年とは?

地球は太陽の周りを1年かけて一周しますが、正確には365日5時間48分46秒かけて回っています。1年を365日で計算していると、毎年5時間48分時間が余ってしまい、次第に誤差が大きくなってしまいます。そのため、新暦では4年に1回閏年を設けて、2月29日を作ることで余った約1日調整しているのです。4年に一度、4月29日がある年を閏年といい、2020年今年はこの閏年にあたります。

 

閏年にお墓を建ててはいけないわけ

閏年にお墓を建ててはいけない、車も買わない、といったことが言われているのは確かです。
どうしてこのように言われるようになったのでしょうか。4年に一度、1日多い2月を作る現在の新暦とは違い、江戸時代以前の旧暦では数年に一度13ヵ月ある年を作って暦の調整を行っていました。一方、江戸時代の武士などは、年俸制のため、13か月ある閏年でも給金は12か月ある年と同じでした。それでいて1か月分出費は多くなるので、その年の出費を控えるために、大きな買い物はしないようにしていたのです。実際に、藩によっては閏年の仏壇の購入を禁止するといった御触れが出たこともあり、現在でも閏年には仏壇を買ったり、お墓を建てたりしないほうがよいという言い伝えとなっているとされています。

 

縁起が悪いというわけではない

閏年にお墓を建てないというのは、何年かに一度13ヵ月ある閏年を経済的に乗り切るための知恵で、特に縁起が悪い、というわけではありません。
現在は4年に一度、2月29日を作ることで1日増える暦の調整を行っております。なので、閏年だからといって特に経済的に厳しくなることはなく、お墓を建てるのを控える人は少なくなっています。
縁起が悪いというわけではないので、閏年にお墓を建ててもかまいませんが、親族などにこういった言い伝えを気にする人がいる場合などは、閏年は避けて建てるといった配慮をしてもよいかもしれません。

 

まとめ

閏年にお墓を建てないという言い伝えは確かにありますが、それは数年に1度13ヵ月の閏年を作っていた旧暦の時代に、12ヵ月の年と同じ年俸で13ヵ月生活をしなければならなかったことから、閏年には節約する習慣があったことが由来とされています。
縁起が悪いというわけではないので、現在では気にする必要はありませんし、親族が特に気にしている、というわけでなければ閏年にお墓を建てても大丈夫でしょう。

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