千年オリーブの森

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位牌を家に置けないときはどうすれば良いですか?

色々な事情により、仏壇や位牌、遺影を家に置けなくなり、処分したいという方が増加している傾向にあります。

ここでは、位牌や遺影を処分と供養するのであれば、どういった方法があるかを紹介していきます。

大切なご遺品、粗末に扱うことはございません。

「墓は先祖代々受け継ぐものとされていますが、最近は家督(かとく・相続すべき跡目)という考え方が薄れ、少子高齢化もあり墓を継げる人が減っています。そのために様々な問題が生じています」

「『親が亡くなり、今あるお墓をどうすればいいか分からない』という相談を多く受けます。

その場合、遠方の実家のほうに墓があるなら、その近くに住む親戚に引き継いでもらう、子世代の

住むエリアの墓地に改葬するなどの選択肢があります」

田舎の両親が他界したり、介護施設に入るなどして実家を処分する時、多くの人が仏壇(位牌・遺影)の処理と供養に困っています。

葬儀はコロナで、親族も呼べなくなり家族葬になりってきました。 

そのため葬儀や墓・仏壇についての考えも変わっていく。

注意することが、仏壇・位牌等はそのまま捨ててはいけません。

位牌・過去帳の処分は一人で勝手に行わず、必ず事前に他の家族や親族にも相談し理解を得てから進めるようにしましょう。

 

位牌・過去帳について

位牌とは

亡くなった方の戒名、法名を記した木牌のことです。
中国儒教で先祖祭祀の時に使用される位版、神主などに起源があるとされます。
この儒教儀礼の影響を受けた禅宗が鎌倉時代日本に伝わり、それと共に位牌が日本でも使われるようになったといわれます。
本位牌には、戒名、没年月日、俗名、年齢などを記します。

 

過去帳(かこちょう)とは

・亡くなった方の法名(ほうみょう)・俗名(ぞくみょう)・生没年月日(死亡年齢)を書いておく帳面。

・浄土真宗には、法名軸と過去帳と呼ばれる仏具を仏壇に飾ります。

・先祖代々の生死の記録がわかる

・昔では、過去帳が戸籍の役目をしていた

・昔では、菩提寺(ぼだいじ)が檀家(だんか)の過去帳を制作して保管していた。

・過去帳から自分の家のルーツをたどることができる

・その家の個人情報

・仏教を信仰(しんこう)する人が使われている

・過去帳には2種類ある。(和綴じタイプ・折本タイプ)

・仏壇

 

宗派によって過去帳の違いはありますか

①キリスト教=信徒籍台帳

・この方は、この教会に属しているということを表している

 

 

②神式=霊簿

・神式と仏式は違う宗派だということが原則

 

過去帳と位牌の関係

・過去帳は、仏具の一つと考えら、亡くなってきた方のことを記録する帳面としての意味があります。

・位牌は、亡くなった方の魂が宿(やど)るとされて、位牌に名前をいれる。

亡くなった方のことを過去帳に書く、位牌に名前を彫るということは、同じに見えても全く性質が違うのです。

どういった方々が位牌を家に置けないの

両親が亡くなり、仏壇又は位牌を引き取ることになったが、仏壇や位牌を置けるスペースがない。

・海外に行くことになり、供養できない

・家に仏壇と位牌を置ける場所がない

・親が亡くなり、古い仏壇を引き取ることになったが、仏壇が古いので、家に置きたくない

・娘しかいないので、仏壇と位牌を見ていけない

・子供がいないので、今のうちに先祖の位牌も供養しておきたい

位牌の種類

(白木位牌と本位牌・札位牌について)

位牌は愛する家族が亡くなったときに故人の代わりとして供養する大切なものであり、葬儀や法要の際に必要となります。

位牌(本位牌)は漆を塗り金箔や金粉などで飾った塗り位牌と、唐木(黒檀や紫檀など)で作られた唐木位牌が代表的なものとなります

位牌の素材

唐木位牌

黒檀や紫檀という高級木材を使用しており、木目が美しく、重厚感があります。

モダン位牌

ナラやウォールナットなどの家具調の仏壇に合わせて作られた位牌で、家具調位牌とも呼ばれます。

ガラス製のものや塗り位牌に蒔絵を施したものもあり、その種類は様々です。

繰り出し(回出位)牌

810枚の札が入る箱型の位牌です。

 屋根や扉に金色の装飾などがついている派手なものと、装飾がないシンプルなものがあります。

 

位牌が複数ある場合は札一枚一枚にそれぞれの戒名を書き写しまとめ、一番手前にくる札には〇〇家先祖代々の霊位という文字を入れます。

本位牌にも大きく分けると以下の2つのタイプがあります

  • 札位牌

故人一人ひとり、または夫婦連名で独立して作られたもの、塗位牌と唐木位牌  がある

  • 繰り出し位牌(回出位牌)

屋根や扉のついた位牌の枠の中に戒名・法名を記した長方形の札板を納めるようになっているもの

札板が十枚位入り、先祖の位牌をまとめるのに便利

初めて位牌をつくるときは、札位牌を選ぶのが良いでしょう。

白木(しらき)位牌と本位牌

  • 白木位牌とは、葬儀のときに祭壇の上に安置するための仮の位牌であり、葬儀社が用意してくれるものです。

  • 位牌には大きく分けて、白木位牌と本位牌があります。
  • 葬儀後も四十九日忌までは中陰壇(遺影のある飾り棚)に祀り、忌明け後は菩提寺に納めて供養してもらいます。

  • 漆を塗り金で加飾した塗位牌、黒壇や紫壇などで作られた唐木位牌
  • 四十九日を境に白木位牌から書きかえて仏壇に祀るのが本位牌です。

  • 寺院内や寺院位牌堂で用いられる寺院位牌などがあります。

形式として

  • 台座に札板が付いた板位牌
  • 台座に板が数枚入った箱が付いている回出位牌(くりだしいはい)などがあります。

位牌を創らない宗派

浄土真宗は、本来は位牌を作らなくても良い宗派です。
多くの宗派は、修行僧としての名前である戒名をいただいてあの世で修行することで成仏するという考えがあります。
それに対して、浄土真宗は阿弥陀如来を信じ奉ることで、亡くなってすぐに仏に成るとされています。
亡くなってすぐに浄土に行くという考え方なので、魂がこの世にあるという捉え方はしないため、位牌を作る必要がありません。
そのため修行僧としての名前である戒名もありません。
浄土真宗の場合は、法名(ほうみょう)という形で法名軸や過去帳といったものに名前を記して供養をしていきます。

位牌の処分方法

位牌を処分するにあたって特に気を付けていただきたいのは、ご家族やご親族に事前に相談をして理解を得るということです。

それらを怠ってしまうと、トラブルや苦情の元となってしまい、故人様やご先祖様を悲しませる結果になってしまいます。そのため、しっかりと説明をした上で、進めていくようにしましょう。

位牌を供養処分をするときに注意する事

位牌の処分を検討する前に確認しておきたいのが、位牌を購入された際に「開眼供養・魂入れ」が執り行われたかどうかです。

位牌を供養に出す際は、魂抜きをする必要があります。

開眼供養とは、御魂(みたま)入れ・お性根入れ・入仏式など宗派によって呼び方は様々ですが、位牌・仏像・墓・位牌などを新しく購入する際に僧侶を招いて読経を行うことです。

魂抜きを執り行わないと、位牌の中に故人様やご先祖様の魂が入ったまま処分してしまうことになりますので、位牌の処分を検討されている場合は、必ず事前に魂入れを執り行っていたのかを確認しましょう。

また、この開眼供養は位牌の魂入れや、本尊・位牌を安置する位牌をお浄めするという役割も担っています。いずれの位牌も初めに創った際、お坊さんによって魂入れという仏教の儀式(開眼供養)を行います。
この儀式で、位牌には亡くなった方の魂が宿るため、位牌を処分する時に魂が入ったまま処分しないよう、魂を抜く儀式(閉眼供養)をする必要があります。

 

 

 

位牌を永代供養する場合


位牌を処分する方法のもう1つが、「永代供養」になります。

寺院や霊園などに、位牌を預けることで家族に代わりにご先祖様の供養を将来に渡り行なってもらえる供養です。

そして最終的にはお焚きあげなどの廃棄処分をしてもらうことができます。

永代供養をしてもらえる年数は、寺院によって異なりますが、必ずしも「期限がなく永久に」という意味ではありません。

預けるお寺によって期限は様々です。

事前に確認しておくとよいでしょう。

ご自宅でお仏壇や位牌の維持・管理が難しい方や承継者がおらず困っている方に選ばれています。

 

お焚き上げ


位牌を処分する方法の1つが、浄火によって天に還す供養である「お焚き上げ」になります。

又「ご先祖様を天(浄土)へ返す」という意味で、思いが込められたものや魂が宿るとされているものに、これまでの礼を尽くし、浄化によって天界へ還す行い供養のことで位牌を焼却する。

先に取り上げた魂抜きを執り行って、故人様とご先祖様の魂を抜いたことで単なるモノになった位牌はお焚き上げで焼却できるようになります。

位牌は、故人様やご先祖様の魂が入っていた依り代ですので。しっかりとお焚き上げを執り行うことで処分しましょう。

お焚きあげの方法は3つあります。

  • 魂抜きをお願いした寺院に相談し、位牌を預ける
  • 自ら位牌を焼却する
  • 位牌供養の専門業者に依頼する
  • 新しく購入した霊園にそうだんする

位牌を創らない

中には位牌を作らない選択をされて、写真や形見を並べて供養している方法もあります。
その場合は事前にお寺さんへ位牌を創らないことを伝えておく必要があります。

位牌を処分するのはどんなタイミング?

  • 傷んだ位牌のつくり直し
  • 一人の位牌から夫婦連名の位牌へつくり替え
  • 三十三回忌でお焚き上げ

三十三回忌でお焚き上げするのはなぜ?

 

仏教の世界では、故人は現世の未練を断ち切るために死後三十年間修業したのち霊界へ行くといわれておりますので、三十三回忌をひとつの区切りとします。

位牌には戒名が書かれた個人のものと、「○○家先祖代々の霊位」と書かれたものがあります。

 個人の位牌は、三十三回忌を過ぎたらお焚き上げをして、先祖代々の位牌に合祀するのが原則です。

位牌の処分は新しく購入した霊園に相談するのが良いでしょう

閉眼供養を終えた位牌には魂は宿ってはおらず、普通の家具と同じ扱いになり、一般ゴミとして処理することができます。

長年先祖や故人の魂が宿っていたものですから、感謝の意味で位牌自体の供養を行ってから処分することをおすすめします。

 

 

永代供養付樹木葬千年オリーブの森でお手伝いできること

千年オリーブの森では、お付き合いのあるお寺があるため、供養をしていただけるお寺を紹介することができます。

 

  • 永代供養

    永代供養をしていただけるお寺を紹介いたします。

  • お焚き上げ

    お焚き上げをしていただけるお寺を紹介いたします。

費用

お寺への礼としてお布施(仏事の際にお坊さんに渡す謝礼のこと)代がかかります。
一般的な相場として1万円~5万円ほどですが、できる限りのお気持ちを示せば良いとされています。
千年オリーブの森が紹介するお寺は下記のお布施で供養をしていただけます。

 

お寺で永遠に預かり永代供養 3万円
お坊さんにお焚きあげ 1万円

 

 

執筆者:株式会社西鶴 代表取締役 山本一郎

むずかしいお墓の事を丁寧にご説明いたします。
故人と遺族の思いを大切にしたご提案ができます。

大阪に5つ、大分に1つの霊園を運営しています。
ご自宅近くの霊園を、ぜひ一度ご見学ください。

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